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9話 サービスシーン

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私は今、ギルドの元同僚の家で

初対面の女の子とお風呂場にいる

なぜ、こうなったかというと

私が偶々偶然、その元同僚の住んでいる部屋に住んでいたんだけど

魔法を使って、それ知ったその元同僚が

いつの間にか買っていた奴隷の女の子に

風呂を入らせてくれって頼まれたわけで……


「ほら、湯船に浸かる前にこっち来て」


「うん」


はぁ、どうして私がこんなことをしているんだろう


「これを回すとお湯が出てきて

こっちを回すと温度が調節できるの

最初は冷たいから注意してね」


「うん」


「……まず身体から洗おうか

こっちがシャンプーで頭を洗うやつね」


「シャンプー?」


「シャンプーを知らないの?

……これを頭につけてこすると汚れが落ちるの

ほら、まずはシャワーでお湯を浴びるからこっち来て」


「うん」


シャンプーを知らないということは

あまりよくない施設にいたのかな


「熱くない?」


「大丈夫」


「あー、やっぱり結構傷んでるね……

これからはちゃんと髪の手入れもしないとね」


「……」


「ほら、頭こっち貸して

お湯を浴びたら次はシャンプーだから

目に入らないように気を付けてね」


「うん」


ゴシゴシ

泡が全然立たないな

何回かに分けて洗わないとダメそうだな


「そういえばキミの名前はなんていうの?」


「……ソフィア」


「そう、ソフィアね

私はアウローラ、よろしくね」


「うん、よ、よろしくお願いします」


「まあ、そんなに強張んなくていいから

私もクレイオもあんたを悪いように扱う気はないから

……どうせなら私の部屋に来る?

多分クレイオも許してくれると思うけど」


「ううん、私のご主人は、ク、クレイオさんだから」


なるほどね、奴隷としての知識はあるみたい

でも、心配だな

クレイオがこの子に何かしないか

いや、何をしようと私には関係ないけど


「……ここに来る前はどこの施設にいたの?」


「コロ商会の施設に……」


コロ商会か

あそこは奴隷の扱いが雑で有名だったな

その分価格が安いから一定の支持はあったみたいだけど


「そっか、辛かったんだろうね」


「……うん」


「まあ、これからは大丈夫だから

ソフィアが独り立ちできるよう

クレイオがいろいろ面倒見てくれると思うから」


「独り立ち?」


「そう、クレイオはそういう人なの

困っている人は見過ごせなくて

奴隷なんてほっとけばいいのに

それもまた助けようとする

ソフィアを買ったのも多分前の主人が嫌な奴だったとか

多分そんなところなんだろうな」


「……え?う、うん

そうなの」


「それでもクレイオが助けきれないほどの奴隷はこの国にいる

だから、その奴隷をすべて解放できたらってクレイオは言ってた」


「……」


「あ、ごめん、なんか話過ぎた

シャワーで一回シャンプーを流すね」


「……なんで」


「ん?」


「なんで、その言葉を信じられるの……

ど、奴隷なんて消耗品

そ、そんなことを考える人がほとんどなのに」


「……」


「た、ただきれいごと並べて……

……アウローラさんに好かれたくて

言った言葉かもしれないのに」


「……奴隷だから周りのことが信じられないのはしょうがないけど

その言い分はないんじゃない

……なんで信じられるか?教えてあげようか?」


「……」


「私もね、昔奴隷だったの」

最後まで読んでくれてありがとう!

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