5話 偉そうな教示
ゼルダ楽しすぎて書く暇ないよ(´;ω;`)
【冒険者】について...
冒険者協会からライセンスを受けとり
冒険者協会の依頼をこなす人物を言う
冒険者にはランクが定められており
それが高いほど受けられる依頼が増える
ランクは下記の通りである(右であるほどランクが高い)
「G」 「F」 「E」 「D」 「C」 「B」 「A」 「S」
また、冒険者協会専属という制度もあり
これになると冒険者協会より様々な恩恵を受けることができる
ただし冒険者協会が提示した依頼を断ることができなくなる
中には冒険者協会専属の者を「協会の犬」と揶揄されれ
自分で依頼を受けられない3流冒険者という評価を受けることもある
冒険者とは言うが、実際に冒険が目的ではなく
依頼遂行の手段として冒険を行うものだ
本当にいろいろな所へ冒険しに行きたいなら
冒険者にはなるべきではないだろう
「それで、俺を誘った理由はなんだ?」
翌日、俺は俺をパーティに誘った3人と冒険者協会に来ていた。
「その前に自己紹介良いでしょうか!?」
そうだな、そういえばこいつらの名前も知らないんだった
「ああ、頼む」
「はい!俺はアビスと言います!
主に前衛を担当しています!」
「僕はシンエンです
役割はアビスと一緒に前衛で敵を倒します」
「わ、私はフカミです
攻撃魔法を使います
中でも【火球】が得意です」
「……なるほど、
全員攻撃タイプだな
だから、俺みたいな支援系担当が欲しいわけだな」
「はい、でも実はそれだけじゃなくて……
実は僕たちまだ駆け出し冒険者で、モンスターを倒したことなくて
それで経験豊富なクレイオさんにパーティに入ってもらおうと……」
まさかの駆け出し
モンスターを倒したこともないペーペーだったか
だがそうなると問題も多いな
「そうか、それで俺はパーティーに入って何をすればいいんだ?」
「……え?」
「……それはもちろん!
俺たちに支援魔法をかけてもらって
モンスターを一緒に倒しましょう!」
「それは無理だ」
「どうしてですか!?」
「……まぁ簡単なことだ
俺がお前らに支援をかけたら、確実にお前らは強くなるだろう
それも討伐ランク5くらいなら簡単に倒せるほどにな」
「……!
良い事じゃないですか!」
「俺が今後お前らとずっと一緒に行動するなら良いとしよう
だが、そのあと俺が抜けたらどうなる?
結論は単純だ
自分の実力を見誤って死ぬ」
「……」
「わかったか?
お前らが必要なのは俺じゃない
同じランクで実力もそう変わらない
駆け出しの補助魔法を使う冒険者だ」
ちょっときつい言い方だったかな
「……確かに
クレイオさんのおっしゃる通りです
すみません、今日はお時間とらせちゃって
ありがとうございました」
アビスはそういって
シンエンとフカミを連れて冒険者協会を出ようとしたのだが
「ちょっと待て
別にお前らと一緒に行かないとは言ってないんだ」
アビスたちは足を止める
「……どういうことですか?」
「俺はいざという時以外手を出さない
それでいいならついていくぜ
余計な口は出すかもしれないがな」
するとアビスたちはうれしそうな笑みを浮かべた
「はい!それで大丈夫です!
よろしくお願いします!」
モンスターと対峙したことない冒険者なんて不安でしかないからな
こういう駆け出し冒険者の指導も
俺みたいなベテラン冒険者が見てあげないとな!
最後まで読んでくれてありがとう!
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