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ザ・クリエーションズ -THE・CREATION's-  作者: 並日通
Part1 始まりの風(ファーストウィンド)
9/65

9話 こいつはやばい。


「インドラッどこに出たの!!」


『そのまま真っ直ぐ。こないだと同じらへんだね。』


「電車待つより自転車漕いだ方がはやいか…」


ミヤトはもう行っているのだろう。

先に戦っているにちがいない。


「ミヤトの位置は!」


『いや…それがルドラの反応がないんだよね…』


「何してんだミヤト…!」


僕は全力で漕いだ。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



街は同じ状況になっていた。


今度は道路のど真ん中にガイアが立っている。



「現れたな……ガイア…!」


「待ってたよチョーショくん」


「えっ…もしかして…大川くん…!?」


「そうだよ!ひさしぶり!」


「何でガイアが…いや、何でこんなこと…!!!」


「この話2回目するのは疲れるからまた今度ね!」


大川リオ…ミヤトと同じサッカー部の副キャプテン。

ミヤトがいつも言っていた。


「リオがいるから俺が好き勝手できるんだ。

あいつがいないチームなんてありえねー」


そんな大川くんがどうして…


「チョーショくんとはあんまり喋ったことないもんね。ミヤトはもっと驚いてたよ」


「えっ…ミヤト…!?」


「うん。さっきまで一緒だったんだ。まだ生きてるかわかんないけど。」


大川リオはけたけたと笑っている。

その言葉を聞いた瞬間、沢山のことが頭をよぎった。


『チョ、チョーショ、こいつは…!』

「あぁ、やばい…!」



「インドラーーーーッ!!!!!!」


声と共に雷が落ちた。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



『ミヤト!起きろ!』


頭の中で声がする。

お腹が熱い。鉄の味と塩の味が舌を撫でる。

遠くの方で雷が落ちた。

チョーショが戦っている。

このままではまた同じことの繰り返しだ。



もう考える時間は終わりにしよう。



「最後の力を貸してくれ…」


「ルドラ」



雷が落ちたのとほぼ同時刻、竜巻が巻き起こる。



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