17話 仲間の言葉と新たな刺客
「ミナミィ!聞こえるかぁ!お前の役割が決まった!はしょって話すぞ!」
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マークから通信が切れた。どうやら戦闘中のようだった。
「私が完成させなくちゃ…!」
ミナミの役割は、"次元移動装置"の完成…ではなかった。
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『別次元に行けなくていい!座標を移動出来れば十分だ!』
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と言っていた。
「全く簡単に言ってくれるよ…!」
焦りながらも笑みが溢れる。
「座標の移動って…つまりワープってことなんだからね……!?」
ミナミはとてつもないスピードで装置を組み上げていく。
(時間もない…部品ももうない…ミスれない…!)
タイピングの音も忙しなく響く。鼻血が伝う。
「私が失敗したら…みんなが死んじゃうかもしれない…!」
莫大なプレッシャーがミナミを襲う。しかし折れない。理由は簡単だ。
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『いいかよく聞け!俺たちは仲間を疑わねぇ!』
『ミナミ!お前を信じてる!!!』
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「これで!行け!!!」
完成した装置は配線も丸出しで不恰好だ。
「みんなのところまで…!」
ミナミがスイッチに触れる。
「待て、それじゃあダメだ。」
背後から何者かの手が伸びた。
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「ホバー出力最大だぜぇ!!!」
「うおおおおぉぉぉぉオ!!!」
「叫ぶな!お前ら死にかけだ!!!」
マーク、ニー、デズの3人がホバーを使用し飛び上がる。
早くもエネルギーの弾幕が襲いかかっているが、それぞれの方法で回避している。
「こんなので俺たちを落とせると思ったら大間違いだぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!!!!」
「激しく同意ィィィィィィッ!!!」
マークとニーが叫び続ける。
「こいつら…………なんなんだ………」
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森が燃えている。
ストレイ=キャットが目を覚ます。
現代では見ることの出来ない飛行船。
まるで未来の戦争だ。
「クソ…なんだこれ………?」
爪が地面に食い込む。そして通信を飛ばす。
「見つけた…"インベーダーズ"だ!でもそれどころじゃあねぇ!」
空から降り注ぐ弾幕に怯みながらも通信を続ける。
「とんでもねぇ戦艦が空を飛んでるッ!未来!?異世界!?わかんねぇッ!とにかくやばいッ!」
爆撃で地面が揺れる。
「来てくれッ!チョーショッ!」
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とあるビルの屋上で雷が落ちる。
「今、行く。」
何に対するものかはわからない。
その瞳には、怒りが満ちていた。




