15話 ニー警部と本当の作戦
「理由だト…?」
「あぁ…そうだ…!」
「デズ…てめぇ…」
「あの…"第二次次元防衛戦争"………私たちの作戦が成功していれば我々の完全勝利だった…」
デズ警部が話し始める。
「異次元からの侵略を止める為我々は戦った…ハズだった…」
「ハズだった…?」
デズが拳を握りしめる。
「しかし違ったんだ…侵略を進めていたのは私たちの世界だったんだ…!」
デズの脳裏に記憶がよぎる。
倒れる人々、叫び声、そして涙を流すマーク。
「今全てを話すのは難しい…。だが信じて欲しい…!私を…そしてこいつらを…!」
頭を下げるデズを見て、ニー警部は動揺している。
「し、知ったことカ…!お前らのせいで私の仲間ハ…」
ニー警部が拳を握りしめる。
「頼む……!」
ニー警部が俯く。
その時、デズがハッと顔を上げる。
「ところでお前は誰の命でこの世界に来た?この世界のミッションを知っているのは私たちの小隊だけだったはずだ…」
「私カ?私ハ…」
ドジュッ…………
その瞬間、ニー警部の胸を"ソード"が貫く。
「ハ………?」
「何も喋るな…知ってしまったなら生かして置けない…」
何も無い空間から現れたのはニー警部の部下の1人。
「なんデ…お前………」
「お前をここに送ったのは…こいつらを集め、まとめて消すため……。そして…」
部下が何かのスイッチを押す。
はるか上空、空間に亀裂が走る。
「この世界を奪うためだ…!」
空に空いた穴から戦艦が現れる。
今、本当の侵略が始まった。




