13話 謝罪の言葉と覚悟の男
(このまま…引き裂ク…!)
(させねぇ…!)
「"空気銃"…最大出力!」
ギュルルルルル…ズギョン!!!
空気の弾が鞭のエネルギーを引きちぎった。
(戻るまで一丁でどう耐えよう…)
マークの持つ"空気銃"は従来のものとは違い、独自の(違法な)改造が施されている。
元々威力の調節が出来る武器だが、その最大火力の上限が大幅に上がっている。
その代わり最大出力での使用後、数分間オーバーヒートしてしまう。
「おらァ!」
「!?」
一瞬の気の緩み。そこを突かれた。
ホバーで急接近してきたニー警部の蹴りが、マークの脇腹に直撃した。
「ぐっ……!!!」
貫通し、焼け爛れた傷の痛みがさらに増す。
「何故消えタ…?何故あの時!私たちを置いて消えタ!?」
マークの脳裏に浮かんだのは、傷ついたかつての仲間たち。
「あの時はすまなかった…だがな…」
「"すまなかった"…!?それで済むと思っているのカ…!?!?」
ニー警部は鞭を地面に叩きつけながら叫ぶ。
「あの戦争中…!お前らがいれバ…!私たちは苦しむことも無かったというのニ!!!」
鞭はソードへと変形していく。
「お前はここで死刑とすル…!」
(クソ…動けねぇ…)
膝を着くマーク目掛け、ソードを振り下ろす。
「じゃあな犯罪者ヨ…」
バチチチチチッッ
「ニー…落ち着け…理由があるんだ…」
「お前ハ…」
「てめぇ…」
その剣を受け止めたのは、覚悟を決めたデズ警部であった。




