9話 次の仕事とイスの人
((や、やばい…!!!))
ハジメを心配したジローとミッチーは、再び森へと引き返していた。
「これは……」
「僕たちじゃどうにも…おじさん案件だ…」
「だよな…」
(待ってろよハジメ…!)
2人は走り出した。
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「明日にはここを出る。準備だけ済ませておこう。」
「あぁ…」
夕日を背景に、マークがゆっくりと動き出した。
「大丈夫かあいつ…」
「うーん…」
マークのテンションは以前戻っていない。
「ねぇマー…」
「おじさん!!!」
「え?」
そこに現れたのは息を切らしたジローとミッチー。
「ど、どうしたの2人とも…そんな慌てて…」
「ハジメが……ハジメが攫われた!」
「何だって…?」
マークが反応した。
「あの野郎そこまで…」
「いや、さっきの人じゃなかった。」
ミッチーがスマートフォンの写真アプリを開く。
「服装はおんなじだけど違う人だ。」
こっそりと撮影していたらしい。
「よし…探すぞ…」
「探す必要もないよ。」
「え?」
次に開いたのは位置情報共有アプリ。
「ハジメはいつも遅刻するからみんなで位置情報交換してるんだ。」
「今の時代は小学生もみんなスマホなんだ…」
「これで場所がわかるのか……」
「うん。」
アンジュもピコも驚いている。
「ミッチーお前…」
マークは驚きを通り越して感心していた。
「大きくなったらインベーダーズの"イスの人"やれよ…空けておくから…」
「楽しみにしとく。」
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「デズ警部…報告が…」
「何だ?」
「それが…」
部下がデズに耳打ちする。
「待て…待て待て待て…何故ニーが来ている?」
「不明です。ウォズ長官の命では無いと思いますが…」
「行くぞ…あいつを止める…!」
デズは既に、次の仕事は何にしようと考えていた。




