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ザ・クリエーションズ -THE・CREATION's-  作者: 並日通
Part3 クリエーションズinユニバーシティ
46/65

18話 気持ちだけじゃあどうにもならない。

「はぁ…はぁ………」


『お、おいチョーショ大丈夫か……?』


「なんとか…ね…」


トリニティは奥義同士の競り合いに打ち勝っていた。

しかし敷地内が無事というわけはもちろんなく、影から解放された建物達が散乱していた。

スカアハは気を失っているようだ。


『とてつもないエネルギーのぶつかり合いだったな…』


「そうだね…はぁ…よかった…」


トリニティは背中から倒れる。


「最後のは流石に焦ったよ……」


『いやぁよくやったと思うよ。』


『被害はこの敷地だけ。最小限だ。』


「それはどーも。」


しばらく空を眺めていたが、遠くからサイレンの音が聞こえ始めた。


「じゃあ起きないうちに縛っときますか…」


トリニティは立ち上がり!スカアハの元まで近づく。


"雷縛(らいばく)"


「ふぅ…これで起きても動けないっと…」


"雷縛"は電撃を使った封印術だ。

意識のない、さらに"創造者"にしか使用できず、縛られたものが能力を発動しようとすると電撃を発し気絶させる。

トリニティが睡眠以外で意識を失うことでこの能力の効果は切れてしまう。


「よし…とりあえずみんなと…」



「ワンチャンあるかなって思ったけどやっぱダメだったかぁ…」



「!?」


振り返るとそこにはローブを着ている人物がいた。空中に浮いている。


「おい……新手じゃねぇだろうな…」


「ごめん新手。てへ。」


「冗談きついなぁ……」


若い男の声だ。


『お、おいマジで気をつけろよ!逃げることも視野に入れるんだぞ!』


「大丈夫…気合いでなんとかする…」


『しかもあのローブ…』


「あぁ、そうだな…」


トリニティはその人物に問いかける。


「ひとつ聞きたい。大川くん…大川リオがああなった(・・・・・)のはお前が原因か?」


「そうだと言ったら?」


「お前をここで捕らえる…!」


トリニティが構えたが、男は笑っている。


「捕らえるったってさぁ…」


(これは……)



「気持ちだけじゃあどうにもならないよ?」



ズンッ…………!!!


『まじかよ……!』


『なんてプレッシャー…!!!』


男は何もしていない。おそらくこれは能力ではない。ただの気迫。


そしてトリニティは感じ取ってしまった。


(今の僕じゃ…)



こいつには勝てない……!



「わかってくれた?」


男はどこか楽しそうな雰囲気を放っていた。


「でも……」


「ん?」


「僕には仲間がいるんだ。こんな僕を慕ってくれて…最強だと信じてくれてる…」


トリニティが構える。


「だから実力が及ばないからといって…ここで僕が逃げる理由にはならないんだよ…!」


「へぇ…かっこいいな。ヒーローみたい…」


「ヒーローなんだよ…!」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



「近くに生体反応はありません!」


「よし!これで一件落着だな!」


「さっきのものすげぇ衝撃波…地面の影も消えたしチョーショさんが勝ったに違いないな」


『あぁ俺もそう思うよ!』


ジーニアス達4人は救助活動を終え、集合していた。


「ん?パトラから連絡…?」


連絡を受けたジーニアスの顔が青ざめる。


「小八重ミナミが攫われた………?」


「え?」


「「ええええええええええーっ!!!」


ブレイズマンと片野ヒマリの声がこだました。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



「まぁ悪くはなかったけどね」


男は背を向けて高く飛び上がる。



「今日のところは僕の勝ち。小八重ミナミは貰っていくよ…」



そこには意識無く倒れる、トリニティがいた。

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