15話 第二段階
「"神業"っていうのはね、創造者が持つ能力の奥義のようなものなんだ。」
「奥義…?」
「うん。ただ誰もが扱えるわけじゃあない。能力の次のステージ…"第二段階"へ到達することが必要なんだ。」
その間もスカアハは攻撃を続けているが"風神の盾"をいくつも展開し、防いでいる。
「第二段階に踏み込めば、"神業"の覚醒とともに今まで考えて動かしていたものが自然とできるようになる。まるで能力を生まれ持ったかのようにね。」
"風神の盾"にもヒビが入り始める。
「神業にはいくつか種類もあって…奴のは"庭式"。周りの環境に影響を与える感じだね。」
「た、盾が…!!」
"風神の羽衣"
トリニティを除く4人が少し浮き上がり、少し後方へと移動する。
「おああっ!!」
「お前1人で戦うつもりかよ……?」
「まぁとりあえずみんなには見ててもらおうかなと。」
「舐めやがって…!」
スカアハが周囲の建物を操り攻撃を仕掛ける。
ついに何重もの盾を突き破った。
「ここまで来たら全力だ…!」
"影鬼"!!!
現れたのは数体の鬼。
「またおんなじようなのじゃん…」
「何言ってんだこいつは影じゃねぇ…。"裏世界"に住み着く本物の生物だ…さっきのようにはいかねぇよ」
「そっかわかった。見ててねみんな。」
トリニティは深く深呼吸をする。
「それじゃあいくよ。これが僕の神業だ。」
「させねぇ!!」
「神業……」
ズッドォン……!
初撃に使った建物でトリニティを押しつぶす。
「あ…あぁ…」
「チョーショくん!!!」
ドゴォッ!!!
建物同士の設置面が派手に砕け散った。
「鎧式…」
"実道権現霹靂神"!!!
身体中に電撃を纏ったその姿は、まさしく雷神と呼ぶに相応しかった。
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『スカアハでもダメそうだな…』
「そうだね…しょうがない…」
男が椅子から立ち上がる。
「僕が行くしかないか」




