14話 潰れて消えな。
「なんだ…これ……」
「地面が真っ黒…」
残りの"影法師"を倒し終わったブレイズマン、そして片野ヒマリは変わり切った風景に驚いていた。
「とりあえず…みんなと合流しよう…!」
「うん!」
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「これでも俺に負ける気はしないか…?」
『すげぇ…これがスカアハの神業…』
目の前に広がるのは一帯全てを飲み込む影。
建物の形はそのままだが、全てが真っ黒に変貌している。
「これが庭式か…初めて見た…」
「チョーショくん!?大丈夫ですか!?」
「一応触れないようにはして来たが…」
『真っ黒だにゃ…』
そこにはフルアーマーモードのジーニアス。
そしてそれにぶら下がるストレイキャットがいた。
黒が広がって来た瞬間空に逃げたようだった。
「一応狙われている子はパトラに避難させてもらいました。」
「よかった。ありがとう。」
「みんな!よかった!」
「ジーニアスさん!」
飛んで来たのはブレイズマンと片野ヒマリ。
ヒマリは自分のバリアを足場にしている。
「なんなんですかこれ…」
「俺も乗せてくれぇ」
「あ、どうぞ」
「スカアハの"神業"だよ。」
「さっきから当然のように言ってますけど"神業"とか"庭式"とかなんなんですか!?」
「ちょうどいいからみんなにも教えてあげるね。」
「おいおい…これを目の前にして授業始めようってんじゃねぇだろうな…」
スカアハが口を挟む。
「これが俺の…"無限抱影伏魔殿"…!」
スカアハが続ける。
「お前の真似して教えてやるよ…。これは影の中に広がる反転する世界、「裏世界」を「表世界」に広げる技だ。」
「大丈夫?後悔しない?」
「安心しろ…これが展開した以上俺が負けることはない…。ちなみにだがこの「裏世界」は全て影で出来ている…。」
「ってことは…!?」
ジーニアスが慌て始める。
「あぁ…全て"真夜中楽団"の効果対象だ…!」
「なるほど…それはなかなか…」
「感心してる場合じゃないですよ!!!」
「行くぜ…!」
スカアハが手のひらを向けると左右の建物が動き始める。
「潰れて消えな!」
ズッドンッ!!!
両手を合わせると同時に歪んだ建物がトリニティ達を挟み込んだ。
"風神の盾"
トリニティは左右に盾を展開して攻撃を防ぐ。
「じゃあみんな、手短に教えるね。"神業"とはなんなのか。」




