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ザ・クリエーションズ -THE・CREATION's-  作者: 並日通
Part3 クリエーションズinユニバーシティ
31/65

3話 君イイね

ガララッ


突然ドアが開いた。


「その装置を作ったのはお前だな?」


細身で長身、髪は青色に染まっていて片目にかかっている男性だ。鼻が高い。


「は、はい…私ですけど……」


「そうか。一緒に来てくれないか。お前が必要なんだ。」


そう言う男は明らかに怪しく、そして何より本能が言っている。この人は危険である(・・・・・・・・・)と。


「まぁYESでもNOでも…」


何かがビリビリと伝わってくる。


「お前は無理矢理にでも連れて行く…!」


男がニヤリと笑った。


「奏でろ…スカアハ!!!」


そういうとビリビリとしたプレッシャーが私たちを襲う。

さらに男の服装も変化して行く。

真っ黒なスーツ…これは…


「「指揮者……?」」


私とミナミは同時に呟いた。

そして同じことを考えた。


今すぐこの男から逃げなければ、と。

こいつの正体はわからない。しかし異質なものを感じる。


「恐れおののけ…!俺の"真夜中楽団(ブラックオーケストラ)"に!!」


すると突然、男の影がウネウネと動き始め、形を創り出す。


「再現…槍!」


あろうことか影は空中を伝い槍を生成して手に収まる。


「俺の名は"スカアハ"!影を操る破壊神だ…!!誰も逃げられねぇ…!」


ミナミが咄嗟に近くにあった小さな機械を投げつけた。

スカアハは槍で貫き防御すると、その機械は爆散する。時間稼ぎにはなりそうだ。


「ぐっ…」


「逃げましょう!」


「う、うん!」


その辺にある機械を手当たり次第に投げつけながら、もう一つの扉から脱出する。


「逃がさねぇ!」


スカアハから伸びる鋭く尖った影は、壁を突き破りそのままミナミの肩を貫いた。


「あ゛あ゛…!!」


「ミナミちゃん!!」


「逃げれねぇって言ってんだろ…」


スカアハも廊下に出てくる。


直線かつ狭い廊下、頭に浮かぶのは「絶体絶命」の文字だった。


「そいつを渡しゃあお前は見逃してやんよ」


渡す…?逃げる…?私1人で…!?


そうすれば助かる…!!!

ミナミとは出会った直後、言ってしまえばまだ他人。


「でも…」


「あん?」


「ここで1人で逃げるほど…私は腐ってなんかない!!!」


「そうか、死ね」


先ほどと同じ形の影が伸びてくる。


私は…逃げない!


『君、イイねッ』


「え?」


頭の中に声が響く。


『力をやるから守ってみせな』


ビリリッ…!


「おい………お前…まさか…!」


『私を信じて名を叫べ!私の名前は…』


多分私はどうかしていた。

こんなにも不思議な出来事を、迷うことなく受け入れるなんて。


『「ヘイムダルッ!!!」』


そして私は光に包まれた。

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