14話 加入
チョーショさんがポセイドンを倒した後、俺は病院へ運ばれた。
今も病院のベッドの上だ。
ポセイドンとホルスは国が設立した"特殊能力犯罪者対策チーム"によって回収されていった。
"特対"の偉い人による質問責めですっごく長い時間拘束された。
"クリエーションズ"の面々はそれ以上に怒られたそうだ。
まだ高校生の俺を巻き込んだから。
「無事なんだからいいじゃねぇか…」ってギンジさんは呟いてたけどシンさんにゲンコツされてた。
あ、チョーショさんっていうのはヒーロー「トリニティ・ストーム」の名前。
こっちの方が呼びやすいからこう呼ぶことにした。本名は別に隠してないらしいし。
チョーショさん、ヒカルさん、カイトさんは俺や俺の両親にめちゃくちゃ謝ってくれてた。
巻き込んでしまって申し訳ないって言ってたけど両親は俺が勝手に戦ったんだからチョーショさん達が悪いわけじゃないから謝らないでって言ってた。俺はすごい怒られた。
そして今日、チョーショさんから話があるからと言われている。
「やぁブレイズマン」
「あ、チョーショさん!」
そんなこと考えてたら本人の登場だ。
「話ってなんですか?」
「僕たちの当初の目的は君のスカウトだ。」
「…………」
俺は唾を飲み込んだ。
「君はもう、立派なヒーローだ。」
心臓がバクバクする。
「"クリエーションズ"に入らないか。」
思わず笑みが溢れだす。
答えは一つ、決まっていた。
「お願いします…!」
その瞬間ドアが開き、カイトさんが飛び込んできた。
「よかっだぁぁぁ…!!!」
『ほんとだにゃぁぁぁ!!!』
「これからもよろしくお願いしますね!」
「私たちからもよろしくお願いいたします。」
ヒカルさん、シンさん、ギンジさんも入ってくる。
「チョーショくん…なんかちょっとカッコつけてませんでした??」
ヒカルさんがニヤつきながらチョーショさんに指摘する。
「う、うるさいな…」
「俺たちの時なんか「仲間になってくれませんか…?」って言ってたのになー?」
『にゃー?』
「もう!恥ずかしいからやめて!」
(あ、チョーショさんって普段はこんな感じなんだ…)
「あ、そうだ。忘れてたけど。」
チョーショさんが俺の方を向く。
「正式加入は最低限高校卒業してからね。」
「えええ!?!?」
完全に沖縄を出る気でいた俺は超絶びっくり。
「今すぐにでも行くのかと思ってましたよ!?」
「あ、ごめんごめん…青春を取り上げたくはないからさ。大学も行きたかったら全然行ってかまわないからね。」
「そ、そんなぁ…」
「まあまあ、研修期間だとでも思ってよ。今まで通り沖縄での活動はしてもらいたいし。」
「わかりましたよ………」
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「じゃあまたね。ヒカルの地下室は好きに使ってくれて構わないからね。」
「はい!」
空港にてお別れだ。
「期待してるよ。ブレイズマン。」
「………はい!!!」
ってことで俺は沖縄残留。
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今日も学校が終わった。
学校のトイレでコスチュームに着替え、窓から飛び出す。
そして屋上に着地する。
「さて…今日は何が起こるかな…」
『お、あそこ!ひったくりだな!』
「なんかこの街ひったくり多くない…?」
今日も今日とて平和を守る。
俺はブレイズマン。
正真正銘、沖縄のヒーローだ。
第二部
BLAZEMAN




