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ザ・クリエーションズ -THE・CREATION's-  作者: 並日通
Part2 BLAZEMAN(ブレイズマン)
24/65

10話 ホルスvs黒スーツ

10話


「こんのおぉぉぉぉぉぉっ!!!」


「おらぁ!」


中庭ではギンジとホルスが対峙する。


「はぁ…はぁ…」


(くっそ…やべぇな…)


ホルスの爪が防弾仕様のスーツも貫くほど鋭かったのは誤算で、猛攻により頭や腹からは血も流れている。

使用していた銃の弾も切れた。


「おいおいさっきまでの威勢はどおしたんだよぉ!俺が相手なら1人でも余裕なんだろぉ!?」


「うるせぇな…俺1人で…てめぇなんて…余裕だよ…」


そう言いながらも全身から力が抜けていく。


(あーくそ…いけると思ったんだけどな…)


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「俺があいつを足止めする!

シンは他の奴らを頼む!」


「大丈夫ですか?」


「ああ?あんなやつ余裕だぜ」


「では任せましたよ。」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「よく頑張りました。」


倒れ込む体をシンが支える。


「おせぇよ…」


「すみません。見張りが思ったより多かったもので。」


「後はたのん…」


ギンジの目が閉じる。


「えぇ…たのまれました。」


ギンジをそっと横にする。


「お前はそいつより強いんだよな?がっかりさせんなよ?」


「そうですね。がっかりはさせないと思いますよ。」


「ほんじゃあ行くぜぇ!!!」


ホルスが翼を広げ、構える。


「"羽吹雪(ウィングラッシュ)"!」


大きく仰ぐと大量の羽が襲いかかってくる。


シンは単純な身体能力のみでそれをかわし、右手で印を結ぶ。

そうすると、手首につけた装置から平たいリングが飛び出してきた。

キャッチすると同時に刃が展開される。


シンはそれをホルスへと投げつけた。

ホルスは投げ物に対し、咄嗟に翼で防御する。


「EMP手裏剣…"Emperor(エンペラー)"。」


翼に突き刺さると同時に手裏剣から電撃が発生し、ホルスを襲う。


「あばばばばばばばばばばばばばばばばっ!!」


怯むホルスにシンは飛び蹴りの体制をとる。


「跳躍システム"Hopper(ホッパー)"。」


機械の仕込まれた革靴の底から衝撃波が放たれ、ホルスは後方に吹き飛ばされる。


「彼は新人でしてね。まだ戦闘経験が少ないんですよ。」


「ぐっ…ダメな部下のために言い訳とは大変だなぁ」


シンはにっこりと微笑む。


「彼も貴方みたいなダメな人には言われたくないでしょうね(笑)」


「あ゛あ゛!?」


ホルスは小刻みに震え始めた。


「ぶっ………………殺すっ!!!!」


「はい。隙だらけです。」


ホルスが叫んだ瞬間シンは踏み込み、黒い刀で切り伏せた。


「なっ…刀なんて…どこにっ…」


「尾骶骨あたりに。柄だけですけど。」


シンがそういうと、刃の部分が収納されていく。


「"Expansion and Contraction Sword"。

通称ECOソードです。」


ホルスは気絶し倒れ込んだ。



「ギンジくん…君はダメな部下なんかではありません。」


シンは横たわるギンジに近づく。


「君の死は…絶対無駄になんかしません。」


「いや死んでねぇよ…」


ギンジが目を開いた。



「…………」


「…………」



「そこは死んでるべきですよ。」


「死んでるべきってなんだよ…」

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