8話 再戦
変身し終わると同時に足から炎を噴射し、加速する。
今履いているのは手作りのスニーカーじゃない。
基地を出る前、パトラがこれをくれた。
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「これを履いていきなさい。」
出てきたのはヒカルさんのガントレットと似た
デザインのシューズだ。
「ヒカルが仲間になった時のためにって作ってたの。靴の底から炎を噴射できるようになっているわ。」
「ありがとう…!」
「必ず帰ってくるのよ。」
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他にも俺に役に立ちそうな機能が搭載されているらしい。
さすがヒカルさんだ。
「きたなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
羽を大きく広げたホルスがものすごいスピードでこちらに向かってくる。
先に飛んでいた2人には気づいていないようだ。
「くらえ"天空の爪"!!!」
「させません。」
「どらぁ!」
落下中のシンさんとギンジさんがくるりとこちらを向き、左腕からワイヤーを発射する。
「なんだこれ!?」
「お前はこっちだぜ!」
「そちらは頼みましたよ。」
シンさんから個別の無線が飛んできた。
「はい!!!」
3人はそのまま中庭の方へ落下していく。
俺が目指すのは最上階。
コマチの指示をもとに2人がいるあたりに回り込む。
角度を調整して窓ガラスを破り、突っ込んだ。
ガシャーンッ
「ヒカルさん!カイトさん!」
「カケルくん…!君って人はまったく…」
「おいおい違うだろ。そうじゃねぇだろ?」
『そうだにゃ』
「ふふっ…そうですね。
ありがとう。ブレイズマン。」
ヒカルさんは微笑みながら言った。
「ま、任せてください!」
『なんか照れてない?』
プロメテウスがニヤついている。
「照れてない!」
「もういいか?」
「!?」
ドアが開き、ポセイドンが入ってくる。
「その水の鎖を解くことは不可能だ。
私を倒す他ない。安心しろ。1対1だ。部下は皆下にいる。」
「タ、タイマン…」
「私は弱いものが嫌いだ。
先程と同じなら一瞬で終わらせるぞ。」
「安心しろよ。覚悟は決まってるぜ」
「ふんっ…いい顔だ。」
「行くぞ…!」
リベンジ開始だ。




