3話 次から次へと。
「まじか!?!?」
『あぁ…しかも複数人…』
「わかるって言ってたの本当だったんだな!
今まで全く反応してなかったから嘘だと思ってた!」
プロメテウスたち、創造神は創造者を感知出来ると言っていた。
『逃げよう…カケル…』
「え!?何言ってんの!?戦うんだろ!」
『相当強いのがいる…!
俺たちじゃ敵いっこねぇ…!』
「敵いっこないなんて言うなよ!
俺はヒーローになるんだ!」
『誰か来た!』
「やーやー!君がブレイズマン?」
背後から声をかけられた。
同じくらいの身長のやつだ。
庭の方に立っている。
「炎の力なんでしょー?誰の能力なのー?」
「プ、プロメテウスだ…」
「だって猫ちゃん。知ってる?」
『プロメテウス〜!』
「えっ…誰の声…?」
あたりを見回すがここには俺たち以外誰もいない。
『ん…?バステトか…!?』
『そうだにゃ!ひさしぶりだにゃ〜!』
『久しぶりだな!』
なんのこっちゃわからない。
「え、まって、プロメテウスは誰と喋って…」
「僕の中にいる猫ちゃん…じゃなくて猫の神バステトさ」
「か、神同士喋れるのか…」
「神同士ってか能力者も一緒に話せるよ」
『そうだにゃあ!』
(おわ…すげぇ…)
「は、早いよ〜!」
後ろから人が走ってくる。
俺より背が高く、眼鏡をかけている。
「はぁ…はぁ…も〜慣れない土地で置いてけぼりはやばいですよ…」
(アタッシュケース片手にダッシュしてきたのか…)
「コマチいるから大丈夫でしょ」
「そうですけど……はぁ…」
「そういえばだけど………誰…ですか?」
「あぁ、俺たちはねぇ…」
「ヒーローチーム"クリエーションズ"と言います」
「クリエー…ションズ…」
「うん。テレビとかで見たことない?
トリニティ・ストームってヒーロー」
「えっ…えぇ!?」
「その人をリーダーに結成されたヒーローチームさ。能力者をメインとしたね。
創造者の呼び名をそのままチーム名にしちゃってんのよ」
「僕たちはそのメンバーで、君たちをスカウトしに来たんです。」
「俺たちを…スカウト…!」
『待て。お前たちが来た理由はわかった。
残りのやつらも仲間か?』
「残りのやつ?」
「カイピー…奴らも来てるのかも…!」
「しかも感知してるってことは…」
「ひゃっほぉぉぉぉぉい!!!」
空から大きな……鳥!?
「ぐぉっ…!」
ドゴォンッ
猫男と眼鏡男が吹き飛ばされる。
「君だろう!炎の能力者は!」
大きな鳥が羽を残して人間へと変化していく。
(今度はなんなんだ…!?)
「簡潔に言おう!俺は君をスカウトしに来たんだ!」
「あ、あなたもヒーロー…?」
「ヒーロー?そんなわけないじゃないか!」
「え?」
「ヒーローは俺たちの敵さ!」
ガラガラ…
「いってぇ……」
「やってくれましたね…」
「あいつらのことは置いといてさ、
仲間になって欲しいんだ!」
「すっごい元気に言ってますけど…
ヒーローが敵ってことはSACってことですよね…?」
「まぁ…世間的には…そうなるね!」
「じゃあ話は終わりです」
「へ?」
「プロメテウス」
俺を中心に炎が巻き起こる。
「あり?」
「俺はヒーローになりたいんですよ。
だから…あんたを倒してヒーローになる…!」
この時、俺の心は踊っていた。




