1話 ブレイズマン
「なぁ、プロメテウス。俺東京戻ろうと思ってるんだけどどう思う?」
『どうしたんだよ急に。』
「今こうやって活動してるわけだけどさ、こんな小さい島よりもっとビッグなモノを守りたいわけよ」
『ここだって小さいわけじゃないぞ。それにお前がいなくなったらみんな悲しむぜ。』
「まぁそうなんだけどさぁ…」
俺は佐川カケル。沖縄に住む高校2年生で身長は175センチ、体重は60キロ(ほぼ筋肉だぞ)。小学生の時に東京から引っ越してきて、また上京しようか悩んでいる真っ最中。
それで俺が喋ってるのはプロメテウス。色々あって炎の神であるプロメテウスから力をもらった。
特別な力を手に入れてしまったら何するかわかる?
答えは簡単。ヒーローだよな。
特殊能力で悪い奴をやっつける!
誰もが一度は憧れるけど
みんながなれるわけじゃない。
「本土の方では"能力犯罪者"がいっぱい出るだろ?俺はそーゆーやつらと戦ってちゃんとヒーローしたいの」
『でも今だってヒーローしてるぜ。』
「人命救助とかひったくり捕まえるとかさ。俺じゃなくても出来ちゃうじゃん。せっかくプロメテウスといるんだからトリニティみたいにさ、俺にしか出来ないことをやりたいんだよ。」
『ま、わからんでもないけどな。』
この日本には1人絶対的なヒーローがいる。
その名も「トリニティ・ストーム」。
2年前、突如現れた能力者たちと戦うヒーローだ。
「あの人は全国各地を飛び回ってる。そろそろ仲間が欲しいと思うんだよな。」
『あいつはすげぇよ。ただ誰の力なのかよくわかんないんだよなぁ…。』
「どうゆうこと?」
『雷を使う奴は何人か知ってるんだよ。でも空を飛ぶ技なんて誰も持って無かったはずなんだけどなって。』
「もしかしたら俺らみたいになんか使ってるのかもよ。」
『まぁそうだな。』
「ブレイズマーン!」
下から子供が呼んでいる。
「どうしたー!」
「もっくんが…!溺れちゃって…!」
指を差した方向には綺麗な海が広がっている。
「まかせろ!今行く!」
俺は屋上から空を飛んで海へ向かう。
何故空を飛んでいるのかって思っただろう。
それは俺のこの特製シューズに秘密があるのだ!
パッと見ふつうのスニーカーだが!?
なんと靴底には穴が空いててアルミのリングで補強されている!
ここから炎を噴射することによってフライボートの用に!空を飛ぶことができるのさ!
(俺の読んでる漫画で炎系のヒーローがこうやって空飛んでたんだ)
「あいつだな。」
「だず…げ…!」
伸ばされた手を華麗にキャッチしながらUターンで海岸に戻る。
「ありがとうブレイズマン!」
「俺も大きくなったらブレイズマンになる!」
「ははっ俺になろうとしなくていいんだぜ。
お前はお前だからな!」
俺はブレイズマン。
沖縄のヒーローだ。




