11話 反撃開始!
死んだと思って瞑っていた目をゆっくりと開けると、もう影は無くなっていた。
そして僕の身体は持ち上げられている。
顔を上げるとそこにはミヤトの顔があり、僕は抱き上げられていた。お姫様だっこだ。
「ミヤト!!!!」
「すまん、待たせた。」
『生きてたのか!』
「あぁギリな…」
「よ、よかった…」
「そんなことよりチョーショお前重くなったな。筋肉めっちゃ付いてんじゃん。」
「あっ気づいた?やっぱ特訓頑張ったから…」
『そんな話どーでもいいよ今は!!!』
『お前ら次は本当に死ぬぞ…』
ルドラの声だ。死んでるかもとか言われたから本当に不安だった。
「生きてたのかよミヤトォ!!」
ガイアが遠くから叫ぶ。
「あぁギリな!」
『ミヤト…無茶はよせよ…』
(あぁわかってる。チョーショには何も言うなよ。)
「行くぞチョーショ。反撃開始だ。」
「おう!2人ならきっと倒せる!」
ミヤトがいると勇気が出る。力が湧く。
2人ならあいつを倒せる。絶対に。
「しっかりついて来いよ。」
そう言うとミヤトはものすごいスピードでガイアに突っ込んだ。
「はっや…」
『ルドラの力があればあんなの簡単だよ』
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それからミヤトの猛攻撃が始まった。
風の力で空を飛び、空中で本来ならばありえない動きで身体を動かしパンチやキックを決めていく。
地面を好きなように操れるガイアでも予測できない攻撃を防御するのは難しいようだ。
「リオ!お前には謝らなくちゃいけないのかもしれない!でも!俺はお前を倒さなくちゃならない!」
「ぐはっ…俺もだよミヤト…!俺もお前を倒さなくちゃならないんだぁ…!」
「"大地の槍"!」
ミヤトに向かって大地の槍が降り注ぐ。
「リオ…」
"風神の盾"
竜巻で作った盾で槍を防ぐ。
「ごめんな…」
ミヤトは少し距離を取る。
その間にも槍は飛んでくるが、電撃で援護する。
「これが俺の全力だミヤトッ!この技でお前を殺す!!!」
"星を護りし者"
地面の中から土の巨人が現れた。
『チョーショ…ボク達は逃げよう…』
「う、うん…!」
僕は這いずりながら少しでも距離を取る。
(こうなってしまったのは…リオをガイアにしてしまったのは俺のせいだ。チョーショじゃだめだ。俺が殺すんだ。)
"風神の裁き"
この技は全てを削り取る。
「じゃあな…」
ミヤトの目の前に巨大な竜巻が現れ、触れるものを削り取りながらガイアに向かっていく。
「俺は…俺は負けねぇぞミヤトォォォォッ!!」
両者の放つ最強の技がぶつかった。




