10話 特訓した技
「あいつ!やばいって!」
『いやたしかにやばいねぇ!』
大川くん…いや、ガイアが次々と攻撃を仕掛けてくる。
もちろん僕を殺すつもりで。
「あはははははは!そんなに逃げるなよチョーショくんっ!!」
繰り出される攻撃を手のひらから放つ雷で相殺しつつ、全力で距離を取る。
『やるしかない!手抜かないでよ!』
最初から全力でやるしか勝ち目は無さそうだ。
振り返りその場で構えた。右腕を振りかぶり手のひらに力を込める。
バリバリという音が次第に大きくなっていった。
「行くぞ…!練習した技…その1…!」
"迅雷"!!!
最初に使った時よりも遥かに大きなエネルギーがガイアに向かって放たれる。
「おぉ!?」
攻撃に気づいたガイアは地面の壁を張る。
しかし迅雷はその程度では防げない。
瞬時に斜めの足場を生成し、横に飛び出る。
「あっぶな…そんなの当たったら死んじゃうよぉ」
『畳み掛けろチョーショ!』
「わかってるってぇ!!!」
突き出していた右腕をそのまま前に構え、再び電撃を溜め込む。そして左手でその雷を引く。
「練習した技…その……2…!!!"雷撃"だ!!」
引き切った雷を離すと弓のように飛んでいく。
迅雷より威力は下がるがスピードの高い技だ。
飛び上がったガイアに避ける術はない。
雷の矢はガイアの左肩を貫いた。
「ぐああああああああっ…!」
『狙うのは頭か胸にしなきゃ!』
「狙ったけど外したんだよ!」
頭の中でインドラが叫んでいる。
ガイアは肩を押さえ、倒れ込んだ。
「くそがぁ…!お前も俺を邪魔するのかよ…!」
インドラと僕は感じ取った。次にガイアが繰り出す技は危険だと。
「死ねぇぇぇぇ!"大地の大波"ッ!!!」
「『なっ!?!?』」
いきなり目の前の地面が盛り上がり、あたりは一瞬で暗くなった。そしてこちらを飲み込もうと迫ってくる。。
上に気を取られた僕は地面の槍で足を貫かれた。
「ぐああっ!」
『チョーショ!動けるか!?!?』
僕はその場で膝をついてしまった。
そんな僕らに向かって地面は容赦なく叩きつけられた。




