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神様業務が嫌になったので神様やめて人間に転生してのんびり暮らしたい!  作者: 秋瀬雷
第一話 祝福《スキル》を授かる日
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祝福《スキル》を授かる日(5)

ご覧いただきありがとうございます。

前のお話の単語や名前を変更して書き直しているのでここから出ているのが正しい言い方と思っていただければと思います。

「・・・とここまでお話ししましたが詳しくお知りになりたければ歴史書を見るのが一番ですがこの全六章の歴史小説『七英雄伝説』を読んでみるのがいいでしょう」


と厚い本を取り出した。


っていうかどこからそれ取りだしたの?全部読むの大変そうだな。


さて、ここで不思議に思っただろう七英雄の話なのに全六章ということに。それは双子で【絶対神の加護】を持ってしまった時代があったからだ。

持ってしまったと言ったけど俺が渡したわけだし、あの時って確かストレス溜まって面白半分で渡したような気がする、、、ふざけ過ぎたかな。


謁見の間から出てシャニスさんと来たのは騎士団の休憩所。

七英雄の話を聞きながらお茶をいただいていた。


「おぉ、シャニス。ここにいたのか」


声をかけてきた大柄な男性。騎士団の制服の上からでもわかる鍛え上げられた筋肉。

顔にはしわがあり白髪で年齢は高そうだ。

制服の色は白くそれは役職付きのものしか着れない。


「団長、お疲れ様です」


シャニスさんは立ち上がり挨拶をした。

俺も真似をして立ち上がり頭を下げた。


「構わんよ、アークくん」

「えっ、私をご存じなのですか?」

「俺もさっきの謁見に立ち会わせてもらってたからな」


そうか、騎士団の団長だから参列していたのか


「俺はオルギス騎士団、団長エドガー・ロールウェル。よろしく頼むよ」


と手を出してきた団長と握手をしあいさつをした。


「ラート領セギル村から来ましたアークと申します。宜しくお願いします」

「うむ、謁見も見てたが10歳とは思えない態度に言葉遣い。うちの娘に君の爪の垢を飲ませたいよ」

と言った後ハッハッハと豪快に笑う団長。


「確か、団長のご息女も来年王立学院にご入学ではなかったですか?」

「そうなんだよ。アークくん娘のことよろしく頼むよ」

「・・・はい?」


頼むとはどういう意味でとらえればいいのだろうか、、、なんか面倒なことになりそうだから嫌なんだけどな、、、そもそも王立学院に行きたくないんだけどなー、、、はぁ。


「ところで、アークくん。剣術を習ったことは?」

「習ったことはありません。ただ、兄が剣術の祝福スキルを授かって独学で練習をしているのを見てはいます」

「うんうん、自分ではやってないということだな」

団長は大きく頷く。

「なら今から修練場へ行こう」


・・・なぜ?


そして、ウキウキしながら歩く団長の後ろを俺とシャニスさんはついていくのだった。


_________________________


オルギス王国騎士団.


それは、オルギス王国で騎士を目指す者の最終地点。

王国騎士団に入るには王国の各領の騎士団で一定の功績を上げ所属の騎士団長から推薦され入団試験を受ける。この試験を受ける時点で入団はほぼ決まっているのだが一定の能力に満たなければ入団できない。試験は能力を見極める場でもあるわけだ。


団長に連れられて来た修練場。ここが入団試験の場所でもある。

修練場には20名ほどの騎士が木剣で素振りをする者、立ち合いで技をみがく者と様々な修練を積んでいた。


「さて、アークくん。君をここに何故連れてきたかというとね」


そう言いながら団長は壁にかかっていた木剣を手に取り俺に向かって投げる。


「あっ、おっとっと・・・危ないじゃないで・・・」


飛んできた木剣を掴みながら片膝をつく。顔は下に向いたので上げた時団長の剣先が目の前にあった。


「俺と立ち合いをしようか」


・・・なぜ、そうなる?


「えっと、どうして立ち合いをしなくてはいけないのでしょうか?」


困る俺にシャニスさんが口を開く。


「【絶対神の加護】は全ての祝福スキルを使えるのはお分かりになっているかと思いますがどうすれば使えるかお分かりですか?」


俺が最初【詐欺師】の【改ざん】を使った時はたしかなんとなく祈ったんだよな。

中途半端だったけど。


「使いたい祝福スキルを考えて祈るとかですかね、、、」

「ほう、なかなか面白いこと言いますね。見たことがある祝福スキルなら大丈夫かと思いますがわからない祝福スキルだと中途半端な威力になるのではないですかね」


その通りです。


「使ったことない祝福スキルを使っているところを見ればその祝福スキルを使えるようになります。ということで団長の祝福スキルは【剣聖】。この立ち合いで【剣聖】の祝福スキルを覚えていけという団長の親心といったところですかね」

「なるほど、そういうことですか」


俺は立ち上がり剣先を団長に向けて言い放った。


「受けて立ちます」


ニッと笑みを浮かべる団長。


「よし、始めようか」


・・・ところで手加減はしてくれるんだよな?

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