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閑話 オープニングあとがき集

びぼーろく

一話

【STO】

 ソードテールオンライン

 大まかなストーリーは、ある日、100本目の聖剣に選ばれた主人公が、世界をめぐって魔王を倒すという王道ストーリーである。

 全世界で大人気となったゲームであり、映画化、漫画化、小説化と様々な形でメディアに出回っている。


 実のところ、男の声の人はこのゲームをプレイしたことがある。……もちろん、ハマってしまったらしい。


???「クソ、素材が全然落ちねえ……!」

???「ゲームは、ほどほどにしてくださいね?!」


二話

【プレシス】

 STOにおける世界の名前。凶悪な魔物と戦いながら、人族が細々と生き抜いている。

 なお、プレシスには現在確認されている限り6つの大陸があり、現在の人類領域は大陸一つだけである。文化と知識を持っていながら、魔物が強すぎて発展しきれていない。また、化学よりも魔法が発展しているため、電子機器のような物は存在していない。


三話

【ライト】

 光魔法の最下級魔法。光魔法への才能がなくとも、練習すればだれでも使える、簡単な魔法。

 熟練度を上げることで、光がともる時間や、色、光り方などを変えることができる。もちろん、使い方によっては目くらましに転用することもできる。


五話

【魔王について】

 魔王は、突如現れた人族の敵対者である。元より世界に存在していた動物たちとは異なる生命体、魔物を生み出した根源であり、魂を溶かし食らう摂理に相反する存在である。


 そんな危機に襲われた人族に、神は100本の剣を与え、そして、魔王の生み出した結界を通り抜けられる才能を持つ人間にのみ、その剣を扱う資格を与えた。


__人族は、やがて魔王を倒すであろう勇者が現れるのを、ただ祈るしかなかった。


六話

【従者】

 ゲームにおいては、所謂パーティーメンバーと言う扱い。勇者である主人公らについていく存在で、勇者の補助を行う。特殊な儀式を行うことで、従者として選ばれた人間は、魔王の張った結界を超えることができるようになる。


 なお、ジルディアスは従者を拒否していたが、本来、それはありえないことである。


 まず第一に、魔王の居場所に近づけば近づくほどに増えていく魔物に、一人で立ち向かうというのが無謀なのである。どれだけの実力者であれども、大量の魔物に対し単身で挑むのは、自殺行為でしかない。


 第二に、魔王の居場所に行くまでには、様々な国を通って遥か北の地へと旅をしなければならない。その過程で、通訳やその国の地理、常識を知らないというのは、かなり問題である。


 第三に、人一人に与えられる才能(スキル)には、限りがあるためである。


 また、魔王と戦い、力尽きた勇者の死を報告するためにも、従者は必要であった。

 よって、勇者には一人以上の従者をつけることが推奨されている。


七話

【魔法について】

 プレシスの世界において、魔法は6属性にわけられる。

 まず、構成4属性として、【火】【水】【土】【風】。そして、対になる属性として、【光】【闇】。

 人族は、闇以外の魔法の才を持ちやすく、一般に4属性のいずれかを己の才能としている人間が大半である。


 持っている才能に対して、差別が働くということはほとんどない。なぜなら、闇魔法は精神を安定させたり、心を安らげたりと言った、『安らぎの夜』の要素を含めた魔術が中心となっているためだ。


 また、持っている魔法の才能に対して、所謂『加護』が付く場合がある。闇属性魔法なら、暗闇でも視界が良好であったり、火属性魔法なら、火傷をしにくかったり、水属性魔法なら、泳ぎがうまかったり、など、些細な加護が中心となっている。


__なお、ジルディアスは光属性以外すべての魔法に対しての才能を示している。


八話

【アニメ版STO】

 ソードテールオンラインは、ゲームの人気が高じ、アニメ化もされた。

 しかし、結果はさんざんなものであった。理由は簡単、鬱アニメだったからだ。


 序盤から死ぬモブ、あまりに苦戦する主人公一同。圧倒的すぎる敵に、外道ムーブをかますジルディアス。重なる死屍累々に、沈んでいく味方一同。そして、全てを見終えた後に残る、謎のしこり。


 __決して、面白くないわけではなかった。シナリオも練られ、声優陣による演技も迫真であり、絵柄も年に数本と言ったレベルできちんとしていた。

 だからこそ、場の凄惨さが、より際立ってしまった。

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