表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
133/181

126話 裏ボス野郎

前回のあらすじ

・ルナティックジルディアス戦

・逃げ出そうとしたゲイティスをシスが止める

・サクラとロアが、フロライト邸にたどり着いた

 砕け散る俺の肉体。フロライト領に入ってからの連戦続きで若干息に乱れの出てきたジルディアス。状況は変わらず俺が死に続けているだけだ。それでも、戦い続けていくにつれて、ジルディアスにも限界が見え始めている。


 光の妖精との戦闘は、目に見える形でジルディアスにダメージを残していた。相変わらず動きに無駄がなく、的確に俺を切り刻み続ける勇者だが、それでもギリギリ俺が反撃をできるくらいの猶予は残されているのがその証左である。


 大剣が夜闇ごと俺を叩き切り、右半身が光に消える。間もなく左手だけでジルディアスにつかみかかり、MPを奪い取って復活する。そして、追撃に復活した右手でジルディアスの顔面を狙うも、あっさり回避される。

 カウンター気味に顔面を殴られるも、首が折れなければ復活する必要もない。


「よっしゃ、隙あり!!」


 思わずそう叫んで俺は全力でジルディアスにローキックを食らわせる。ほぼ着ていた鎧が崩壊していたために、生身で聖剣のローキック(字面だけ見ると本当に何を言っているのか訳が分からないが、実際そうである)を喰らったジルディアスは、かすかに表情を歪める。


 そのまま体勢が崩れたところに拳を叩き込もうとしたその瞬間、ジルディアスの表情が()()()歪んだ。


「隙なしだ、馬鹿め!!」

「ぐぶえっ」


 無詠唱で用意されていた漆黒の槍……ダークジャベリンが、俺の喉仏を突き刺し貫通する。どうやら、いつの間にか闇の精霊の力を扱うのがうまくなっていたらしく、ほぼノータイムの反撃だった。どう頑張っても回避できないだろこれ。


 復活を使いながら、俺は必死に考える。

 多分、現状のジルディアスは聖剣を持っていないだけの裏ボス……ルナティックジルディアスに他ならない……はずだ。STO本編やってないから知らないけど。確か親友はポーションを使い果たす勢いでギリギリ勝ったとかどうとか言っていたはずだ。つまり、勝てないわけではない。必ず勝機はどこかにある。


 そんなことを考えていると、どうやら逃げ出そうとしたゲイティスをシスが足止めしてくれたらしい。そして、さらに乱入者が増える。


「そこの祓魔師の方! 助太刀しよう!」

「状況はよくわからないけど、まだアルバニア生きてるわよね?! このフラグさえ折っておけば、後は何とでもなるの!」


「えっ、サクラとロアだけ?! ウィルたちは?! ジルディアス戦の主力って言われてたアルフレッドは?!」

「悠長にそんなことを考えている暇か?」

「タイムタイムタイム、大剣のくし刺しはシンプルに痛いからやめ__」


 シンプルに勇者一行の二人が来たことに驚いている暇さえないらしい。容赦や情けなどかけらもなく邪悪な笑顔を浮かべたジルディアスは、大剣でもって強烈な突きを放つ。

 分厚い刃で、本来はその重さに任せて叩き切るものだというのに、大剣はあっさりと俺の腹を突き破り、鳩尾あたりまで縦に深々と切り口を作る。消化器官系が裂けるとシンプルに吐き気があるからやめてほしい。出るものないはずなのにゲロ吐きそう。


 嫌がらせに拳を聖剣の謎金属に戻し、腹に突き刺さった大剣を横から殴る。普通に手が痛かったが、何とか大剣は半ばでへし折れ、来るだろう追撃から距離をとって逃げをうつ。ジルディアスもまさか剣を折られるとは思っていなかったのだろう。面白そうに口角を釣り上げると、折れた大剣を放り捨て、指輪からショートソードを取り出す。


 血なのか胃の粘液なのかわからない液体を口からごぼごぼ吐きながら、俺は突き刺さっていた金属を地面に捨て、復活スキルを使って腹を直す。死にはしないまでも、全身が軋むように痛い。それでも、気力が尽きなければ、俺自身の心が折れなければ、まだ戦い続けられる。意地で笑顔を浮かべて、俺は拳を構えてファイティングポーズをとった。まだ、諦められない。


 今にも降り注いできそうなほど満天の星空の切れ端に、薄明が見え始める。それでも吹き抜ける夜風は今だ凍えるほど冷たく、俺たちの体から容赦なく体力と熱を奪い去っていく。


 俺の体から光の粒子が断続的に消えていき、それでも姿は残る。ジルディアスからも月光のような魔力が放たれており、煌めく剣と月明かりを写した瞳に剣呑な殺意が宿されていた。

 俺たちは互いに悪役じみた笑い顔を浮かべながら、それでも互いに譲れない信念の元、立ち合い続ける。


「悪いなジルディアス。俺はお前が悪役だったとしても、超えちゃいけない一線は超えさせるつもりはない」

「黙れ魔剣。お前ごときが俺を止められるわけがないだろうが」


 蔑み煽るようなジルディアスの言葉。それでも、彼の瞳も、向かう殺意も、俺を油断できない『敵』だと物語っていた。__決して、俺のことを侮ってなどいなかった。

 だからこそ、俺は左手の刻印を意識して、光魔法を紡ぎ出す。絶対に、負けるわけにはいかない。折れるわけにはいかない。いや、負けたくないし、折れたくない!


「威力増強【ライトジャベリン】」

「自己強化は良いのか?」

「お前さっきバフ消し使ってただろ」


 冗談めかした質問と、軽い言葉の応報。

 魔法で創りだした光の槍をつかみ、右手を変形して盾を作り出す。ぶっちゃけ戦うのは下手くそでも、時間さえ稼いで魔力を奪いきれば、その時点で俺の勝ちなのだ。泥臭く戦闘をとにかく継続させ続ければ、勝機は必ず訪れる。どうせ俺には、体力という概念がない。


「いい加減、当たれ!!」

「当てて見せろ、駄剣!」


 怒鳴る俺と、煽るジルディアス。

 技量のない俺は馬鹿みたいに正直に光の槍を握り締めて振るう。当然のように、これが魔法でできた槍だと理解しているジルディアスは、魔力を込めた剣でもって槍を打ち消し、そのままの流れで俺の首を狙う。


 だからこそ、俺は全力で右手の盾を構え、そのまま前につっこんだ。


「__!」


 薄く瞳孔を開き、ジルディアスはその盾での体当たり__いうなれば、不格好なシールドバッシュを即座に回避し、カウンターを仕掛けようと剣を振りかぶる。よし、ハマった!!


「【ライト】!」

「ぐっ……!」


 光の槍が消失し、空いた左手で目くらましの光を放つ。闇の精霊から力を借りており、より一層光の魔法への耐性が減衰したジルディアスにはなかなか効果的に作用した。

 光にひるんだジルディアスに向かって、盾を振るう。剣よりも大きく、さらに幅もあるため、盾の方が当たりやすい。ジルディアスは今日初めて、俺からの攻撃を素手で受け止めた。


 金属と金属がぶつかり合うような、甲高い音が響く。

 俺は思わず笑ってジルディアスに問いかけた。


「おいおい、お前、生身だよな?」

「当たり前だろうがたわけが」

「なら何でこんな音すんだよ!!」


 そう言って俺たちはけらけらと笑いながら血みどろな争いを続ける。もちろん、主に血みどろにされているのは俺なのだが。

 相変わらず、ジルディアスの身体は訳が分からない。悔しいな。ああ、悔しい。俺じゃ無理だ。どう足掻いたって無理だ。主人公(ウィル)でなければ届かないような圧倒的な高み。勇者(しゅじんこう)でなければ超えられないような理不尽なまでの強さ。無理じゃねえか。


 撥ね飛ばされた首は光の粒子に変わり、追撃で振り下ろされた片手剣を盾で受け止めてへし折る。飛び散る鋼の屑と、光の欠片。俺を殺しまくり、武器を何本も使い捨てているジルディアスは最早、訳の分からない火力を誇る。それでも何とか俺があのバカの火力を受け止め切れるのは、カンスト(レベル10)した復活スキルと変形の合わせ技に他ならない。


 全身を蝕む苦痛は最早絶叫を上げることさえ忘れさせ、無駄に創られるアドレナリンは脳を溶かす。

 盾を武器に立ち回る俺と、武器を砕きながら戦いを続けるジルディアス。


__ん?


 何か、分からないが、引っかかる。

 まて、何だ?


 戦いの熱に茹でられ沸騰した脳ではうまく思考がまとまらない。それでも、俺は確かに何か、違和感を覚えた。

 まて、落ち着け。落ち着いてくれ。落ち着かせてくれ。


 砕け散る盾を茫然と見つめながら、俺は必死に思考を続ける。

 盾を砕いたのは折れた片手剣の代わりに新しく取り出したらしいナイフ。それも、既に半ばまでひびが入っており、使い物にはならなそうだ。だからこそ、ジルディアスもそのナイフを砕いて地面に捨てた。


「__!」


 わからない。それでも、直感的に、理解が働こうとしていた。

 もはや、上がり過ぎた奴の攻撃力を、(せいけん)の肉体では受け止め切れない。復活さえも砕かれた後にしか作用できず、最悪死にはしないまでも、このままだと反撃も許されずにミンチにされる運命しか見えない。ああ、リンチじゃない。ひき肉(ミンチ)だ。俺の肉体の仕組み上、そうならないかもしれないけど。


 ゴリゴリとえぐれて苦痛から逃れられない肉体をそのままに、俺は多大な絶望を理解する。ジルディアスのこの火力だと、いずれ復活も間に合わなくなる。そうなれば、負け確だ。


__負けるわけには、いかない。


 盾が砕かれた直後、ほぼノータイムで指輪の倉庫から引き抜かれたナイフが俺の右上腕に突き刺さる。ジルディアスが普段使いする返しというか、そりのある刃はあっさりと俺の肩の関節をつき通し、腕を神経ごと切り抉った。

 とてつもない苦痛と、突き刺さった腕の中で折れるナイフの感触が、酷く脳髄を揺さぶる。体が軋むような感覚に、俺は理解した。人間の肉体に変形しているはずなのに、ナイフの付き刺さった右肩を中心に、酷いヒビが肉体に刻み込まれたことを。


 首筋を這いあがるようにしてついたヒビは頬の半ばあたりまで達し、下手に動けば肉体が粉々に砕け散ると理解してしまった。__どれだけ精巧に化けても、どれだけそうなりたいと願っても、俺は結局、聖剣に他ならないのだ。

 

 ジルディアスは崩れかけた肉体を必死に光魔法と復活スキルで維持しようとする俺を見下し、あざ笑うように言う。


「さっさと諦めろ。貴様が聖剣であり俺より弱い以上、俺を止めることなど不可能だ」

「……。」


 根元で折れたナイフの柄を地面に放り捨て、淡々と言葉を紡ぐジルディアス。酷い苦痛を噛み殺し、俺は刻印の刻まれた左手で右肩をえぐるようにひっかき、体内に残されたナイフの刀身を捨てた。

 左手がどろりと血に汚れ、手から滴った体液は金の光に還元される。ヒビの入った肉体は崩れそうになるものの、何とか意地で持ちこたえた。


 あざけるような視線を投げかけるジルディアス。刀身を捨てたせいで広がったヒビは、やがて俺の右腕を完全に肉体から分断させ、崩れ落した。

 元は素晴らしかったのだろう光の妖精との戦いで抉れ削れた庭のレンガ造りの通路。固い地面の底に堕ちた俺の腕は、ガラス細工が地面にたたきつけられたときのように粉々に砕け散り、血液さえこぼさずにそのまま光に消える。それをみて、俺は嫌でも己の非人間性を理解せざるを得なかった。


 それでも。それでも。それでも!


 激痛のさなか俺は、顔を上げて無理やり笑う。そして、ジルディアスに向かって言った。


「__まだ、折れるわけにはいかねえんだよ」


 ロクに復活すらできないまま、俺は必死に思考を続ける。痛みが脳を沸かし、思考と理性を焼き焦がす。それでも、考えなければならない。見出さなければならない。


 ここまでズタボロになっても、ここまで力量差がはっきりと示されても、まだ戦い続けようとする俺に、ジルディアスは理解できないと言いたげに眉をひそめた。


「……なぜだ?」


 もはや呆れにも近い、それでも、確実にジルディアスの本心からのその問いかけ。わかっている。この問いに対する答えが、たった一つしかないことなど。


 砕けそうな体を保ち、折れそうな心を無理やり意志という名前のガムテープで縛り付け、俺は腹から声を出してその返答とした。


「まだ、てめえをぶん殴ってねえからな!!」


 そして、俺は左手の刻印を使って全身に回復魔法をかける。何度か使ったことはあったが、自分に使ったのは割と数えるほどしかない。それでも、間違いなく俺が練習の果てに手に入れた、人としての技術。


「光魔法最終位【パーフェクション】!!」


 光魔法最高レベルの完全回復魔法。異常状態も欠損も死にさえしていなければ回復するその魔法は、見事に俺の腕を直し、砕けかけていた肉体もろとも最初の状態に治る。


 その様を見たジルディアスは、鋭い八重歯を見せて笑い、握っていた剣をうっかり砕く。ここまで弱い存在なくせに己に対して敵意をむき出しにし、歯向かい続けるものは、今までなかった。

 だからこそ、彼もまた本気で俺をへし折る。どれだけむごかろうとも、どれだけ凄惨だろうとも、どれだけ俺が苦痛の悲鳴を上げようとも、彼はただ彼自身の正義を信じて、俺を何度だってへし折るだろう。


 だからこそ、俺は、後一手を、あともう少しの一手を欲した。

 どうにかして、ジルディアスの気を一瞬でも逸らせれば。どうにかして一瞬でも隙ができれば。可能性は、限りなく少なくても、あった。


 そして、俺はとあることに気が付き、ゲイティスと戦闘していたサクラに問いかける。


「サクラ!! ルナティックジルディアスの攻略セオリー教えてくれ!!」

「__はぁ?! アンタ、STOやってないの?!」

「誰もがやってると思うなよ?! 親友からの受動喫煙しか知識ねえんだよ!!」


 俺はそう言いながら変形で盾を作り出し、ジルディアスに殴り掛かる。脳死とか言うな。現状維持できない以上、できる限り手数増やすしかないのだ。

 サクラはゲイティスに向かって炎の槍を作り出しながら、俺に向かって答えた。


「タンク一人がタゲとって、残りが範囲攻撃に気を付けてタコ殴りが王道! アタッカーは光魔法を重点的に使ったほうがDPS的にはいいけど、タゲとりやすいから気を付けなきゃいけない!」

「パーティ推奨かよ!!」

「えーっと、あと、異常状態通るけど、時間は短い! プロボーク(挑発)が割と通用するわ!」

「畜生、平常運転のジルディアスじゃねえか!」

「貴様すり下ろすぞ!!」


 思わず口をついた言葉に、ジルディアスは額に青筋を浮かべる。やっべ、口に出てた。

 それでも、有用な情報はあった。ジルディアスの馬鹿でかい大剣に体を縦半分に真っ二つにされながら、俺はサクラに礼を言う。


「ありがとう、参考になった!」

「ひっ?!」


 流石に真っ二つになったほぼ死体みたいな人間が礼を言ったのは恐ろしかったのだろう。サクラは小さく悲鳴を上げて全力で俺から顔を逸らした。


 復活スキルを使って肉体を取り戻しながら、俺は思考する。

 挑発。挑発、すれば、隙ができるかもしれない。

 ヘイトを一身に買っている以上、これ以上何もないかもしれないが。それでも、何もしないよりははるかにマシだ。だからこそ、俺は考える。


__何て言えば、ジルディアスは挑発される?! アイツ沸点低いから、どういえばいいかわかんねえ……!


 俺を真っ二つにした際に砕け散る大剣。ジルディアスが武器を破壊する速度は、だんだんと早くなっている。比例して、俺が砕け散る回数も増えている。

 ヤバい、ヤバい、全然頭が働かない! 意地を張って真っ白になる頭がまともな言葉を紡ぎだせるわけもないのだ。


 っていうか、挑発って何言えばいいんだ? 悪口、悪口か?!


 とにかく、その時の俺はひたすらパニックになっていたのだろう。

 その間にジルディアスは砕けた大剣を捨て、指輪からバスターソードを取り出していた。


 その時になって、俺は真っ白な頭のまま、ジルディアスを挑発していた。


「お前のかーちゃん、でーべそ!!」

「__は?」


 ……思い返すと、これクッソ恥ずかしいな。

 小学生以下の挑発に、ジルディアスは一瞬あっけにとられる。思い返して馬鹿みたいに恥ずかしさがこみ上げるが、それでも、俺はその隙にジルディアスに向かって肉薄した。


 アホっぽい挑発。それでも、そのあほらしさ故に気を取られたジルディアス。しかして、彼は今だ冷静で冷酷な正義の実行者であった。

 肉薄しようとする俺にバスターソードを振りかぶる。


 しかし、次の瞬間、ジルディアスが握っていたバスターソードの柄は、粉々に砕け散った。


「な……?!??!」


 混乱するジルディアス。それが、最大の隙に、俺にとっては最後のチャンスに切り替わる。


 へし折れたバスターソードが空しく地面に落ちるのと同時。握り締めた俺の右拳は、ジルディアスの右ほほをようやく、捉えた。


 手に伝わる、肉を殴打する感触。完全なる不意打ちを喰らったジルディアスは、茫然と仰向けに倒れる。


「やっと、ぶん殴れた」


 ぽつりと俺が言葉を紡ぐ。

 薄明の空はだんだんと朝焼けの色に変わり始めていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ