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おっぱいで人生を踏み外したバカな男の話を聞かないか?  作者: ……くくく、えっ?
三章:うろくづの森

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控えおろう 【Picture】

 ――そんな中、右手が暖かい硬質な、ナニかを握りしめているのを、感じ取っていた。


(……………………)


 最初は、村を包む炎に温められた武具でも、無意識の内に拾い上げ、握っているのかとも考えたけれど……どうやら違う様。握り締める何かが放つ、白い光が目を差す。あまりの眩しさに、視界が残光に覆われると、同時に――全身の痛みと、腫れが引き始めていた。




 * * *




 辺りは目も(くら)む、白い光に満たされていた。


 身体に止まって、遠慮無く全身を刺し続けてくれたナアス蠅は、耳障りな翅音を立て、飛びもせず――テーブルに止まった蠅そのものの様子で、ウロウロと這い回っている。


 ――蠅は、この光に目を回したに違いない。


 ワーグたちだけが、キャンキャンと、なにごとかを吠え立てていたが――閃光の中、襲い掛かってこれるだけの判断力は、幸いにも残されてはいない様だった。コイツらの鼻なら、目が利かなくても 俺に襲い掛かろうと思えば、できたかも知れなかったが……。


 刺された箇所の腫れは既に引いていた。


 取り敢えず、ゆっくりと立ち上がりながら、右手が握り締めていたモノに視線を落としてみる。これが今、この周囲を照らす――白い閃光の元であるのは、間違い無さそう。

 挿絵(By みてみん)

 大きさは全長15㎝~20㎝ほど。バイト先の洋食店で並べられていた、ちょと小洒落たカットが施された――首だけが細いリキュール・ボトルか、蓋の付いたデキャンタ・ボトルに見えた。


 光の発生源は、このボトルの中を満たしている液体?。


「……なるほど」


 この白い光を目にして――何故か次に、為すべきことは理解できていた。

 俺は、そのボトルの蓋を抜いた。


 正しくは、頭の中で考えると同時に――造形から、蓋の役割を果たしていたと思われる部位が、光の粒となって蒸発するかのように消え失せる。

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