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おっぱいで人生を踏み外したバカな男の話を聞かないか?  作者: ……くくく、えっ?
三章:うろくづの森

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みんなで戦支度 【Picture】

 オークたちの弓が強いのか、それとも鏃に用いたカッター断片の切れ味が良すぎるのか。オークたちからも感嘆の声。


 ……これに懲りたら、普段からしっかり矢を()いでくれ。そして備蓄しといてくれ頼むから。


 その後、オークたちの手による流れ作業で瞬く間に900本の矢は完成。

 

 弓に矢筒、その他の武具と併せて配備が始まり――村の周囲にはワーグたちの嗅覚を封じる気休めにと、獣の油や、なんだか分からない異臭漂う液体が撒かれ始め、中央には油を満たした鍋に火が灯されて、篝火(かがりび)も用意された。


「ツモイ。こっちに来い。お前に鎧を詰めた。着ろ」


 先日、俺を採寸して小屋に消えたオークが、自動車の運転席で足元に敷くマットのような物を持って来た(なんだよ……これ?)


 それは厚手の布で作られた腰までの丈のエプロンに、短い巻きスカートを組み合わせたような形状をしていた。


「……お前は動きが鈍くならないように、これが良い。鉄の小札を並べたものを布で挟んである。鎧下を着てから、これを着ろ」


 礼を言って、その鎧だと言われたものを受け取る。


 だいぶ後になってから、このタイプの鎧を俺たちの世界で「ハルキス型ブリガンダイン」と呼ぶらしいことを知ったが――この時はまだ「防御に不安しか無い鎧」といった印象以外、湧かない代物。


 なにせ、この鎧。


 素材に布が用いられている上、肩にも背中側にもまったく装甲が無かった。


挿絵(By みてみん)


 その露出っぷりたるやネルと出会ったその日に――彼女が身に着ていた青いドレスを彷彿とさせる。


(大丈夫、だろな……コレ。それにしても……)


 実際に身に着けてみると、鎧を身に纏うと言うのは初めての経験だったがーーこんな鎧であるにもかかわらず……何故か俺の心には、安心感と余裕のようなものが生まれていた。

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