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おっぱいで人生を踏み外したバカな男の話を聞かないか?  作者: ……くくく、えっ?
二十四章:ヒンデンブルグ・オーメン

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積み上がる黒い山

 この領内をフィルターに見立て、王国の汚れが浄化していくかの様な、そんなシステムがここに完成。


 その傍らで、新しい問題も湧き出してはいたが――。


「どーすんのよ? このヤバい『ブツ』の山は……」


 人目(はばか)られる御禁制品に、闇ルートに流された美術品の山。


 片付ける場所にも困り、仕方なく……。デシレアが先日、創り出した(びょう)の片隅に間借りして、積ませて戴いてはいたが、そろそろ彼女も良い顔をしない空気を(にじ)ませ始めていた。


(あの子の美意識を満たすためだけに創られた廟だしなぁ……そりゃ、こんな悪徳の(おり)の様な品々積み上げられたら、良い気もせんわなぁ……)


「棄てちゃえば?」


 ごもっともなネルのお言葉。けれども俺の貧乏症が、それに待ったをかける。


「この違法なお薬の類は……そりゃ、そのまま使う気は起きないけど……麻酔とか、真っ当な使い道はないのかね? あと、この美術品……芸術って奴に疎い俺からしたら……価値は分からんけど、なんだか俺の判断で、処分しちゃいかん代物も混ざってる気も……するんだよな……」


 これは……本当に勘のようなモノでしか無かった。


 積み上がる品々の多くは、現代であれば なんら問題も無く、再現……というか、ただ貴金属や、カットも微妙な宝石が、あしらわれているだけの、ギラギラと下品な、成金趣味を振り撒くのが精々といった品も多かったが……その中に埋もれる様に、なぜか意識の片隅に残って、なにかを訴えかけて来るような――品物も紛れているような気もする。


「じゃ、あの子の出番だわ」

「……あの子?」


 俺が聞き返すとネルは、短くその名を上げた――。


「オーサよ」

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