ちょっと、待とうか?
……が、この騒動は、息を切らせて戻って来たネルにより――唐突に強制終了。
「アンタ! 今度はなんなの! いつもいつも、お世話になってるロキシーさん虐めて、何してんの!」
さっきまでの機嫌の良さは、どこに行ったのやら、といった感じではあったが――ネルが凄い剣幕で、詰め寄って来る。
怯えた様子のロキシーをネルは抱き上げ、落ち着かせるため優しく撫でる。そして、なにやらロキシーの訴えに頷いて――顔をこわばら……せ?
「アンタ……マジなの?」
「ロキシーを追い回して、怖がらせたのは謝るって……」
「そう言う問題じゃ無いでしょ? さすがのアタシも今……ドン引きよ?」
「仕方、無いんだって」
「どう言う理由があれば仕方無いってなるのよ……。ロキシーさん……もう少しで、アンタに犯されるところだったって、言ってるじゃない……」
「……おい、ちょっと待て。そこの馬鹿なウィメン」
「馬鹿? 馬鹿って言ったの? アタシだってこの間、ロキシーさんから――『あの……すみません……ご相談があるんですが……。あなたのつがいの、あの雄人(雄鶏みたいな感じで言うなや)。……毎日、必ず……私が産卵する所にやって来て……その……わ、私の……卵を産む……総排出孔をナメまわすように……イヤらしい目つきで見に来るんです。どうにかして頂けないでしょうか……』って、相談された時には、まさかと思ったわよ……」
「……ねぇ。おい? 聞き捨てならないの。お願い……聞いて?」
「この後に及んで、いい訳を聞け? ……アタシだってね? 種が違うアンタと、つがいになる以上、それなりに理解はあるつもりよ? 浮気くらいバーンと認めてあげるわ。えぇ、認めてあげるわよ。むしろハーレムくらい、こさえてみせなさいって、スタンスだわ」




