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おっぱいで人生を踏み外したバカな男の話を聞かないか?  作者: ……くくく、えっ?
二十三章:咎の神像

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俺の義妹は凶暴です 【Picture】

 言うのも聞かずに一生懸命、公園の遊具によじ登る様に、俺をよじ登り始める義妹。――そして、当然の権利と言わんばかりの様子で首にしがみつく。


「……おにーちゃん、ぱんけーきが切れた、わたしは凶暴なんだよ? おにーちゃんでも、食べちゃうんだよ?」


 危ないからと止めるのも聞かずに、デシレアは――俺の頬や、耳に甘えるように啄み始めた。




 * * *




 メープル・シロップに泳ぐ、パンケーキを食べ終えた義妹は、外へと俺を連れ出した。


(まあね。おやつ係を仰せつかった時点で……この先の展開も予想がついては……いたけれども――)


 屋敷の外。少し離れたその片隅に、デカデカと創られた大理石の……お堂?

挿絵(By みてみん)

 いや、この表現は的確では無い。


 なんせ「和」の匂いは、微塵も感じられない。この場合、廟と言う方が適当なのだろうか? 正面には、10メートル以上ありそうな大理石の大扉。


 大扉の前へと至る階段にデシレアが立つと――扉は、静かに左右に開きだした。


「じゃーん♪ 最も古き六の大龍の一頭にして、遍く全ての大地を司る緑龍のわたしが、がんばったぁ―っ♬ 褒めて♫ おにーちゃん♡」


 なんだか久しぶりに耳にした気もする「最も古き六の大龍の一頭にして、遍く全ての~」と言うキャッチ・コピーに、ちょっと感動の様な……なつかしさの様なものを覚えていると


 デシレアが後ろ手に手を組む その奥には――優美な純白の外装を身に纏って、先日のガチムチな工事現場の労働者を思わせるデザインから、スマートで手足の長い優男にデザインもリファインされた騎士人形が、安置されていた。

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