表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
おっぱいで人生を踏み外したバカな男の話を聞かないか?  作者: ……くくく、えっ?
二十二章:この砂漠に林檎の木を植えよう

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

755/1638

バカ騒ぎ後の、気怠いひとときに

LA()LA()PALOOZA(パルーザ)? 現実離れしたパーティーや……極めつけのモノ。とびっきりの(人)。異常なモノを意味する言葉ですよね? でも、なんで英語なんです? 『こちら』の人間には分からないでしょうに……」


 初キャバクラと言うことで、めかし込むべく、今までに数度しか袖を通したことの無いジャケットをハンガーにかけながら――ポケットから見つけた、夢魔たちの店のVIPカードを目にして、アルパゴンが疑問符を浮かべる。


 ネルと出会って以来、数度しか無い朝帰り。飲み過ぎて痛んだ頭は、もう静まっていたが――その痛みをソファーに横たわって思い出していた。


「……他にも、近い音と綴りで……スペイン語の『LAL()LA()PALLOOZA(パルーザ )』で、地響きがするほど激しい殴り合いのボクシングの試合とか、ライブハウスを揺るがす足踏みだったり、そのまんま地響きって意味もあるんじゃ無かったか?」


 陶片を取り出し、トキノに確認を取ろうと画面を見ると、時間も時間。トキノは、『最適化中』の札を出して、パジャマにナイト・キャップ姿でベッドに入り、スヤスヤと寝息を立てている(流石に起こす気には、なれんなぁ……これ)


 「『こちら』の人間には分からないとか……よくよく考えてみれば、どうでも良い事なんだよ。どうせ店に来る奴らは、そんなこと気にもしないんだからさ……」


「そんなものでしょうかね?」天井を見上げる悪魔「そんなものなんです……俺も今日、知った」邪険にも取れる雑な返しに、悪魔はこちらを向いて笑みを浮かべる。


「もう、大丈夫の御様子ですね」

「……何が?」


 大丈夫も、なにも……酔いなんて、とっくに醒めていた。


「いやいや、そう言うことでは御座いませんよ」


(…………なんのこっちゃ?) 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ