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おっぱいで人生を踏み外したバカな男の話を聞かないか?  作者: ……くくく、えっ?
二十二章:この砂漠に林檎の木を植えよう

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食事 × エロ、イコール……グロ

 ――夕食時の食堂――


 いつもの定位置に並んで座る、俺とネルの空気は険悪そのもの。ここいら界隈で聖女様(笑)として、御高名になられ、あそばされた修道女に、怒りに満ちた視線を時折向けるのも忘れない。


 メルトゥイユの方も負けじと、人に懐かない野良猫を思わせる視線。


「……ねぇヴィルマ? あの3人どうしたの?」


 俺たちの様子に、ただならぬものを感じたのか、屋敷の中でも特に口さがない、そしてロアの声を聞くことができることから、事情通としてのポジションを確立しているらしい? ヴィルマに耳打ちするリュシル。


「……あ~、あれはじゃな? 愛憎のトロトロと言う奴なのじゃ」

「あ、愛憎のト……トロトロ?!」


「そうじゃ♪ 身体の火照りを持て余す女2人……1本しかない、ツガータの倅スティック。もどかしさに微妙な空気になっておるだけなのじゃ。心配する必要は、無いと思うのじゃ。じきにじゃな? 2人一緒に仲良くツガータを使い始めるじゃろうし、この空気も収まるに違いないのじゃ。メトレス・マリアも以前、そんな事を言っておったぞ♬『たまには乱交も良いものだ』だそうじゃ」


「ふ、不潔! 不潔……過ぎない?!」

「ん? なんでじゃ? ここはハーレムらしいのじゃぞ?」


(お前ら……メシの前に良く、そんな話が平気で、できるよな……感心するわ。)




 * * *




「あ、あんな高貴な方に……角まで削って頂いた上に、湯浴みの御用意まで……ありがとう御座いました……」


 ヴィルマや、ヴィヴィとは比べるも虚しい、折り目正しい挨拶。


 彼女たち3人は、ここに来るまでに身に着けていた、くたびれた巡礼服から、ヴィルマの故郷にある、義妹の5つ星ホテル。ガルフ イン&スウィート エスメラルダのお土産物のバスローブに身を包んでいた。


 極々、短い短角牛の角か、三角形の髪飾りにも見える角が2本。後ろを向く角度でアンテナみたいに生えた、白銀の髪を持つ、セミロングのウェーブ・ヘアの少女(……82.3センチのB)

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