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おっぱいで人生を踏み外したバカな男の話を聞かないか?  作者: ……くくく、えっ?
二十二章:この砂漠に林檎の木を植えよう

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THE バッド・ディール

「――なんかね?『断熱効率100%の素材と、熱伝導効率100%の素材』を一番上のおねーちゃんに以前、貰ったって言ってたかなぁ……うん、早い話が、熱力学が全否定する永久機関だよね。船のメンテに関しては、おねーちゃんが『ふぅ~~~』ってして、お終いみたいだし。人件費は私たちが、あのお船の全部を制御してて、乗組員とか居ないから、それもゼロ」


(なにそれ……意味が、分からな過ぎて本気で怖い……艦載機? ってナニ?)


 燃費を気にしなくても良い、完全自動化が果たされた巨大艦隊。その動力が一体、何であるのかを考えると、別の恐ろしさにも見舞われたが――今は、それよりも……。


「H……How much……Is?」


 緊張に、止まる気配の無い身体の震え。有栖川さんに訊ねると「8億4千万円ほど戴ければとの(よし)に御座います。下七桁以下は、サーヴィスさせて戴くとのことでした」


 先に、今回の実入りを教えて貰っていなかったなら、卒倒していたに違いない金額。


 なにはともあれ、いつも義妹に世話に成りっ放しで、心苦しかった俺は「どうしても」を口にして、その支払いを受け取って戴くことにした。




 * * *




 ――何度目かの、お小遣い予算編成会議の席にて――


「ガブガブくんとアタリメ! あと冷凍カット・マンゴー!」 


 夕食後の食堂で話を切り出すや、アホの子全開で、ネルは元気良く挙手。


「アルパゴン……酒は100本単位で、イカとマンゴーは、箱で10ずつ手配しろ」

「畏まりましてございます」


 俺が、要求を素直に呑んだことが、意外だったのか――ネルは呆けた「えっ?」と言う表情。騒がしいオマエを黙らせるためだよ。分かれよ。察しろ。


「他、なにか要るものが、ある奴は居る?」


 テーブルを見回すと、スモック姿のイープの小さな手が、ゆっくりと上がる。

もし宜しければ お読み下さった御感想等を

戴けましたら、大変有難く存じます。


その他にもブックマークや、このあとがきの

下の方にあります☆でのポイントに代えて、


御評価戴いても それを元に参考にさせて

貰いますので、何卒宜しく


お願い申し上げます。

m(__)m

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