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おっぱいで人生を踏み外したバカな男の話を聞かないか?  作者: ……くくく、えっ?
二十一章:神をも恐れぬ

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経費……怖い

 すると、有栖川さんは小さく笑いを洩らし、非礼を詫びた後で。


「お嬢様からすれば、あの砲弾をお作りになられるのは……例えるなら、小さなお子様が落書き帳に、クレヨンでお絵描きをなされる程度のもの。しかし、百千万憶様の御性格では、きっとその点をお気になされるだろうとも、お嬢様から仰せつかっております。百千万憶様が『どうしても』と仰られた場合に限り、対価を戴いて来る様にと……」


「ト、トキノ……」震える声で陶片の娘に話しかける「……こ、この間の……あの砲弾……1発、いくらするんだ……? アレ……」


 必要に迫られて仕方無く、齧ったミリタリーの知識。しかも大半は、個人で扱う銃器の知識と言う偏り具合。明るくは無かったが、その手のミサイルなどと言ったものが、べらぼうな価格であることは――ちらりと、耳に入れたこともあった様にも思える。


「……う~ん」珍しく悩むトキノ「デシレアおねーちゃんの力で……生み出されたものだし、この手のお値段を計算するって言うのは、実は中々……難しいのね?」


 しばしのローディング。


「アバウトだけど……1発2200万円。9門斉射で、1億9800万円。それを4回繰り返したから7億9200万円……ぷらすまいなす1億8000万円……くらいかなぁ」


 どうやら、こいつをして歯応えのあり過ぎる問題の様。


「あ、あの大艦隊の……チャーター費は?」


 こちらも、こちらで震えが止まらなくなる重大問題。だが、それに対するトキノからの答えは意外なもの。


「無料! だって、あのお船、デシレアおねーちゃんに聞いたら『おにーちゃんに巨大ロボット作ってあげようと思って、取っておいた』って言う、動力源のいくつかを使って、作ったってお話だし。で、燃費は制空戦闘までこなす艦載機まで含めて、気にしなくてもイイっぽい?」

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