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おっぱいで人生を踏み外したバカな男の話を聞かないか?  作者: ……くくく、えっ?
二十章:既に平穏は望めない

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話せる訳ねぇだろ

「シルウェストリスと言う、平行して存在する別の世界で、色々あって……」⇨電波な奴以外の何者でも無い。


 きっと、明日からの俺の悪目立ちは、輪をかけて酷いものとなることだろう。


「彼女たち? 俺んちで暮らす2号さんから……20号さんくらいまでの子たちで」⇨……だめだ。


 社会的に死ぬ。


「実は、彼女たちは俺の腹違いの妹たちで……」⇨悪目立ちすると言うことからは、逃れられない上に……おやぢは兎も角。母、一子が不名誉を被るのは――本人が、居ない場所での、あずかり知らぬことにしたって……気が咎めるどころの話じゃない。


「バレーボールの国際大会に参加するために来日した子たちでさ♪ しばらく、日本での暮らしを体験したいとかで、面倒見てるんだ♬」⇨まてまてまてよ……オークの娘っ子共に関しては、良い説明かも知れないが――明らかに昨日来てた魔術師の娘っ子共は、見るからにインドアかつ文系の……お世辞にも運動が出来そうな連中には見えない。


 と、言うか――奴らの年齢層に、あまりに統一性が無さ過ぎる。説明がつかない。しかし、なんらかの目的を持って来日して、一定期間関りを持つことになったと言う説明は悪くはない。


「彼女たち、日本のよさこいを学ぶために来日したんだけど、色々不便があるといけないってことで、俺が面倒を見ることになってさ」⇨……悪くは……無い。


 ただ、俺と彼女たちの接点らしきものは……結局、分からないままとなってしまうが――と言うか俺が、よさこいが、なんなのか分からない。


「彼女たちは、俺のおやぢが教祖を務める宗教団体の信者の皆さんたちでさ」⇨どうしよう……正直コレが一番、違和感が無い気もするけれど……。


 よりによって宗教? きっと明日から、キャンパス内での、皆の俺を見る目は、真っさらに漂白され尽したものに変わってしまう。

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