表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/1638

賢者モード

 プレイの一環と言うか、延長と言うか……流れ的に? 度々、ネルと一緒に汗を流すべく風呂に入りはしたが、思い返してみれば それだけだ。あれほど2人激しくもつれ合い、求めあったのに……。命を落とさないにしても衰弱するなり、疲労感に襲われるなりは、あってしかるべきのハズ)


「……なぁに? そんな、つまらないことが疑問だったの?」


「もうイイから……。ちょっとだけ、黙っていて貰えませんかね? ネルさん。お願いですから……」


「どーでもイイことじゃない、そんなこと……。って、いうかアンタ、必死に むしゃぶりついて、一生懸命吸ってたじゃない。アタシのおっぱい」


(まともな成人男子の消費カロリーと水分補給が、その程度のもので賄えるものかよ)


「……そ、その程度? その程度って思ったの? 今、その程度のもの……って」


「だからなんで、お前は……俺の頭の中を読み漁ってんですかね? エスパーか、なにかなのか? それとも俺の頭の上に、漫画みたいに吹き出しでも出てんのか?」


「折角つがいのアタシが……遥々、こんな所まで訪ねて来てあげたって言うのに……」


「はい。その節は大変……身に余る、お心遣いを賜りまして恐悦至極にございます」


「……生命を司る……ぶつぶつぶつ。アタシのおっぱいに……あんな嬉しそうに、吸いついてたくせに『その程度』呼ばわりとか信じられない……」


 自尊心を傷つけられたのか、湧き上がる怒りに少し、ピクピクしておられる ご様子のネルさん。


「……しかし。なんだ……」この数日で、初めて目にした彼女の表情に、頬が緩む「なんか……こう。今迄、余裕垂れ流してた、お前が……そんな感情的になるとか……。ちょっと……新鮮」


「話……はぐらかそうったって、騙されないわよ」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ