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おっぱいで人生を踏み外したバカな男の話を聞かないか?  作者: ……くくく、えっ?
十九章:真面目過ぎる彼女

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お風呂回 第2シーズン

「で? 如何……収拾をおつけになられますので? このままヴィルマさんの『メトレス・マリア直伝 男を獣に変える48の悩殺技講座』を全カリキュラム履修頂くと言うのも……ククッ!」


 腹を押さえて嗤う悪魔「そんな訳に……いかんだろ」俺は、どうしたものかと考え、頌の連中が風呂に入りに来るのを見計らって、大浴場へと向かった。


 頌の連中が、わらわら入りに来る時間帯であれば、迫られることも無いだろう。例え、寝床を追い出されたとしても……。風呂にだけは……風呂だけは……。




 * * *




「……くだらん」風呂で一緒になったハリバドラが、俺が持ち込んだアヒルのオモチャを指で突っつき、ぶっきらぼうに吐き捨てる「そのメスの潔さに報い、罰してやればイイでは無いか。そもそも先日の件を首謀した者の娘なのだろう。なにを悩むことがある……」


 相談する奴を間違えた――「ちなみに……お前たち的には、どう言う罰が適当になるんだ?」まがりなりにも一族を率いる族長様の差配。ひょっとすれば大岡裁きさながらの、胸のすくような言葉を聞かせて貰えるかも知れない。参考にさせて頂こう。


 俺の言葉に浴場の天井を仰ぎ見る族長様「三族、皆殺すに値する」(……全く、参考になりゃしねぇ……)


 笑い声を上げ、湯に飛び込む部族の子供たちの飛沫を頭から被る。


 ハリバドラは、飛び込んで来た子供の一人を巨大な手で捕えると、目だけで、それを見事に咎めてみせた。しばらくして、解放された子供は逃げ去っていく。


「ツモイよ……お前は、くだらんことに気を使い過ぎる。率いる者としての気概も無い」風呂から上がる族長様。


「俺の生まれ育った土地は、そんなに物事、簡単じゃ無いんです~ぅ♪ 率いる者の気概? んなもの要りませ~ん」

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