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おっぱいで人生を踏み外したバカな男の話を聞かないか?  作者: ……くくく、えっ?
十九章:真面目過ぎる彼女

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お立ち台は、キライ

 新しい屋敷の住人となった37匹のゴブリンたちのまとめ役として働いて貰うことにした訳だが、幸いにして、この采配に反発は――見る限りでは、全く起こらなかった。


 アルパゴンに確認してみたところ、彼らゴブリンに取って「ガラス」は権威を象徴するものであるらしく、それで造られたブレスレットを持つ者と言う存在は、それだけで、ひれ伏すに値する者であるらしい。


「ね? 悩むだけ馬鹿らしいでしょ? ご主人様のお住まいになられていた世界で、適当にビーズでも買って来て贈れば、それで良かったんですって」


 ガラスを珍重して、金をだまし取られたと聞く、アメリカの先住民の方々の後味の悪いエピソードのようだなと感じる俺に、悪魔が自身の主張が正しかったことを、ここぞとばかりにアピール(お忙しい所で、お手間取らせちゃって悪ぅ……ござんしたね)


 ネルの聖域となってしまっている酒蔵(さかぐら)から、ちょろまかして来たワインのボトルが詰まった木箱と、お手製のチーズのいくつかに、固焼きのずっしりと重いパン、自家製のピクルスを詰めた瓶に、同じく自家製の燻製肉をアルパゴンに言って渡させると、その夜の贈呈式を終了することにした。




 * * *




 宿場町とは、もはや口にするも(はばか)られる……こちらの世界の基準で考えれば、先進的過ぎる、海を臨むロケーション。その街並みを前にしてのテープ・カット。


 街の名前は、考えるのも面倒だったことから――昔、大学の講義で聞き齧ったフランスの革命歴から、14日を意味するレズィダ(モクセイソウ)の街と定めた。こちらの暦と、あちらの暦では、各月の日数も異なるため、あくまでも……こちらの暦の上で、14日に街並みが一通り完成したと、言った程度の意味合いに過ぎなかったが。


 テープ・カットの場には人の群れ。ただし、その9割9分は、人の皮を被って化けたアルパゴンがサクラを務め――残りは、ほぼ屋敷の面々と言う、なんともカラオケ・ボックスの合いの手、拍手機能ばりに空々しい、形ばかりの式典の場。

もし宜しければ お読み下さった御感想等を

戴けましたら、大変有難く存じます。


その他にもブックマークや、このあとがきの

下の方にあります☆でのポイントに代えて、


御評価戴いても それを元に参考にさせて

貰いますので、何卒宜しく


お願い申し上げます。

m(__)m

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