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おっぱいで人生を踏み外したバカな男の話を聞かないか?  作者: ……くくく、えっ?
十六章:身の処し方を考える

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頌の部族の御神体

 皆が、その日の夕食を終えて、たっぷり2時間程が経って。


 ――ザイツェ・アルカンから戻るなり、惰眠を貪ることに決めた俺は、もぞもぞと寝床を這い出して、食堂に一人、食べ物を探しに向かうことにした。


 キッチンの冷蔵庫を開けると、ネルが作り置きしてくれていた俺の夕食の所々は――腹を空かせた、誰かに食い散らかされていた。本当に……一体、どこのヴィルマなのか。


 腹を立てる気力も無かった俺は、戸棚を漁ってカップ麺を発見。沸かしたお湯を注いで、ぞるぞると啜る。


「かっ?! なんてぇ……みみっちいメシを食ってやがる」やってきたウルリーカが、俺の侘びしい食事にダメ出し「……(あね)さんが、用意してくれてたメシは、どーした?」


 その用意されていたメシが、冷蔵庫に有ることを説明すると、ウルリーカは文句を垂れながら、それを取りに向かい――食い荒らされた皿の名残りを目にするや、開いた冷蔵庫の扉をそっと閉じた。


「相変わらず……色々と……痛ましいオスだな。あんた」


 カップのスープを飲み干して、小うるさいオークの娘に「腹空かせてるなら、何か作るか?」ここに来た理由を察して訊ねてやると、別にイイとの御返事。


「……それよりもだ」キッチンの椅子をひとつ引いて、ドカッと腰を降ろした彼女が、忌々し気な口ぶり「村の奴らがよ? 御神体を引っ張り出す時期が来たとかで、あんたにも来いって、言付(ことづ)けを預かって来たぜ……正直、面白くねぇが」


 御神体を引っ張り出すから俺に顔を出せ? それに対して(しゃく)に障るといった表情を浮かべるウルリーカ――ちょっと意味が分からない。


 口を開けば闘諍(とうじゃう)、闘諍と争いごとをこよなく愛するコイツらオークのこと……目の前の不機嫌な娘に、身の危険は無いのかと……恐る恐ると、さぐりを入れる――


「どんだけ……臆病モンなんだよ」と、呆れた声「このオスが……オレを降した相手とか悲しくなるぜ」(褒められちゃった♪)

もし宜しければ お読み下さった御感想等を

戴けましたら、大変有難く存じます。


その他にもブックマークや、このあとがきの

下の方にあります☆でのポイントに代えて、


御評価戴いても それを元に参考にさせて

貰いますので、何卒宜しく


お願い申し上げます。

m(__)m

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