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おっぱいで人生を踏み外したバカな男の話を聞かないか?  作者: ……くくく、えっ?
十三章:紺碧のカリブ

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パラージは、二十歳になってから

 相手がどうしようもない反社会勢力の方々であったとしても――それでも問答無用に撃ち殺す度胸は、俺には無い。ヴィルマから巻き上げたAKは、とりあえず肩から降ろすことに。


 伝え聞く、こいつの精度ではーー弾は、どこに飛んでいくか分かったもんじゃない。


 ホルスターから「おちんちんシリーズ」2丁を引き抜いて、撃ち合いの準備を始める(手足程度は……ご容赦願いたい)


 気乗りしない銃撃戦の覚悟を決めようとしていた――そんな時。


「ジャキン!」信じられない物音が聞こえた。肩から降ろして傍らに置いたAKをヴィルマは引っ掴むと、重たいチャージング・ハンドルを引き切って、資材の上に銃身を固定するように、フォアグリップ部を――まるで、言うことを聞かない悪ガキを、取っ組み合いで組み伏せるイメージで、左腕の肘で押さえつけ、迷う様子も見せずに引き金を引いた「わしにさっさと、お水を飲ませるのじゃあぁあぁぁっ!?」


「ちょ、うおっ?!」びっくりするどころのお話では無い。と言うか『お水を飲ませるのじゃ?』撃たれた方も、訳が分からないどころの話じゃないことだろう。


 フルオートで、アッと言う間に弾を撃ち尽くしたヴィルマが「ツガータ! 弾じゃ! 弾を寄越すのじゃ!」左手を伸ばして、予備のマガジンを催促してきた。




 * * *




 そんな こんなで始まった。夜の港での 鉛弾飛び交う銃撃戦(勘弁してくれよぉう……)。


 相手の男たちも撃ち合いの経験が豊富なのか、乗り付けた車を盾にバリバリ撃って来る。お互いの距離は20メートルとちょっと。夜間と言うこともあって拳銃では、かなり分が悪い。おまけに相手にはポンプ・ガンが2丁もある。


 車を盾にする男たちを狙おうと試み、持って来ていた6発のペネトレーターは、早々に撃ち尽くしてしまった。特産品の相手をするつもりでハロー・ポイントばかり持って来ていたのが裏目に出た。(俺って、いつも……こんなだな)

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