表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
494/1638

トトカルチョ

 「――対する司祭は、邪悪なボコールの系統を汲む司祭では無いかと、噂される無名のニューフェイスですが、相手の得意分野にもかかわらず、現時点では一方的にメトレス・マリアの勢力を脅かし続けているように見えます『Oh……』。それを反映してトトカルチョのオッズは現時点でメトレス・マリアがおよそ3、ボコールの系譜が7『yeah~~~!!』となっております。ん~……正直、9対1くらいに成っていても……おかしくない……状況に思えますが……やはり、メトレス・マリア人気が高い! 存在自体が、エっロいですもんね。分かります分かります……メトレス・マリアァー! 僕も食べてぇーーッ!! 愛してるぅーーっ!!」


 ヴィルマが向ける画面に指を差し動画を閉じる。


「もう良いのか? どうじゃ♪ 面白いじゃろ? 凄いじゃろ♬」


 眩暈を覚えて俺は顔を押さえて俯いていた――そうだね。そうだった。確かこの島って、財源にと期待されてオンライン・カジノを整備してたら、世界各国から怒られたことがあるって、旅行情報か何かで紹介されてたよね。それを島民、みんなで仲良くアングラで有効活用してる訳だね。ああ、もぉう……。


「……ヴィルマ」


「な・ん・じ・ゃ?」


「お前たちが心配で迎えに来たけどもさ……なんかね……もお……さ? スコラスチカと一緒に俺、帰ってイイ?」




 * * *




「さ、どんどん集まって来ましたよ? ご主人様♬」


 ホテルと教会を結ぶ、しおり糸を補強して造り上げた――高強度ではあるが、細すぎる橋を渡ってアルパゴンが合流してきた。


 既にもう、状況が分かったのだから、2人を連れてホテルへと向かい、あちらへと飛べば目的は達成となる状況な訳ではあるが――

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ