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おっぱいで人生を踏み外したバカな男の話を聞かないか?  作者: ……くくく、えっ?
三章:うろくづの森

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森に住む住人

 森に入った俺は、足元に注意を払い、視点を高く上げて、周囲の木々を確認。


 まとまった量の乾いた薪が、一気に手に入る上に、切り出す労力も少なく済む、立ち枯れの木を探すためだったが……そう都合良くは、見つからない。


 我が家を中心として拡がるネルの『領域』内では、木が立ち枯れると言うことは、起こらないため、いつも遠くまで足を運ぶことになった。


 最初の頃は、地権者とのトラブルを気にしたものだったが、ネルが言うには──この辺り一帯が、この地の有力者を通じて、彼女のために捧げられた土地であるらしい。


 人が踏み入ることは滅多に無い土地であるとのこと。


 かなりの時間、森を歩き回ったが──やはり、お目当ての木は見つからない。


 こうなればネルにひとつ、俺の格好のイイところ(土下座)でもバシっ! と、見せつけて、家のドアを開けさせてやろうと、そう思っていた矢先……。


 重たい何かを地面に放ったような「どさっ」っと言う音が、背後で響いた。


 振り返ると、そこには――身長2m以上はありそうな、先の尖った短い耳に、暗緑色(あんりょくしょく)の肌、下顎からは鋭い2本の犬歯を覗かせるオークが、こちらをじ~っと見つめて立っていた。

 

 全身に体毛らしきものは無く、顔には眉も無い。


 おかげでシックス・パックに割れた腹筋と併せて、そのいかつい雰囲気には拍車がかかっていた。


(……実際に居るのは聞いてはいたけど。出会っちまったよぉ)


 せいぜい人並み程度ではあったが、現代っ子の(たしな)みとして、ゲームで遊んだ経験くらいはあったし、サブカル系のサイトを開いた時に得た知識で、それがどのような存在なのかは知っていた。


 ──兎に角、ヤバイ奴だ。


 腕っ節に、まるで覚えの無い俺のこと。


 この場を、どう安全に切り抜けようかと、必死に考えを巡らせていると、オークの方から声。この時、心底オークの言葉を勉強していて良かったと思ったのは、言うまでもない。

もし宜しければ お読み下さった御感想等を

戴けましたら、大変有難く存じます。


その他にもブックマークや、このあとがきの

下の方にあります☆でのポイントに代えて、


御評価戴いても それを元に参考にさせて

貰いますので、何卒宜しく


お願い申し上げます。

m(__)m

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