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おっぱいで人生を踏み外したバカな男の話を聞かないか?  作者: ……くくく、えっ?
十一章:魔術師の娘たち

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お勉強の成果をお聞かせ願おうか

「じゃあハイっ 並んで並んでぇ~?」スコラスチカの明るい声。


 俺たちを一箇所に集めると彼女は、それぞれの背中に細い糸をくっつけて――「迷子対策完了。糸を通して話は、こちらに聞こえるから。なにかあったら、ただしゃべってくれればいいわ♬」樹の上に登って待機の構え。……重要と言えば重要に思える。多分、遺跡の内外では『陶片』は使えないだろう。……良く分からないけど。


 今回の主役であり――最大の不安材料。


 魔術師の娘たち6人に目を向ける。


「なんやぁ~? うちに惚れおったかぁ?」


 ……バカは置いといて。彼女たちに一声かけておくことに。


「呪文書読んで、覚えた魔術を改めて一応、聞かせてくれ」

 

 その言葉に彼女たちは誇らしげに――自身が新たに身に着けた魔術についてを説明してくれた。


「ヴィヴィ」


「日和見の靴! のみ!」


「……ギアネリ」


「南を指す杖や。精度は上がった思うで……」


「シルシラ?」


「ネズミ除け……狩りをする……猫の気の護符、ノミ、ダニ、シラミ除けに使える……密なる……櫛の歯の護符、……猛る雀の護符、……これは……作物の……害虫除け」 


「ゲルダ!」


「なんで、私の時だけ苛ついた声なのよ! ……占術! 幸運を呼ぶかも知れない絵札占いと、幸運を呼ぶ的な水晶占い! ……水晶は、まだ持ってないけど。あと! 幸運になれるかもぉ~的な? 占星術! って! 遺跡に潜るなら星見えないじゃない?!」


「イープぅ」


「小さな火種を起こす、ささやかな火と……、触れた物を一定時間が過ぎたあとで発火させる、忘れ得ぬ火種を習得しました」


「そう。君、イイ子。そういうのを期待していたんだ……その調子で、今後も頑張って行くんだぞ?」


「最後、アスタ」


「くっくっく……私の魔術の奥義を知r」


「……良いから、さっさと言え。大して期待もしてねぇから」

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