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おっぱいで人生を踏み外したバカな男の話を聞かないか?  作者: ……くくく、えっ?
二章:シルウェストリスへ

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金髪眼鏡女教師 どやっ♪

「……もう、いいかぁ?」


「まだよぉ。もう、ちょっと待ってぇ~?」

 

 この世界のことを教えて貰うことにした俺だったが……準備があるといわれて、家の外に追い出される俺。


 ネルが『領域』と呼ぶ、この土地は──夜に窓を開け放ったままでも、虫1匹飛び込んで来ない。


 お陰で、いつもは家の戸もドアも、開け放たれたままだったのだが……今は、窓を閉じる木板の支え棒まで取り払って、締め切られていた。

 

(……準備って一体、なにを始めたんだ?)


 気になった俺は、内緒でこっそりと家に近づいて、窓を閉ざす板に、そお~っと指をかけようとしていたの……だが?。


「ちなみに今、中を覗くと、アンタ死んじゃうからぁ~」


「……死?」

 

 ネルの言葉に……嫌な汗が、一気に噴き出す。

 板からそっと指を離して……家から静かに離れる俺。


 ……中で、何をしているのかは分からないが……コイツが言うことだ。


 あながち、その言葉が冗談とも言い切れない。


(覗くだけで、人が死ぬような危険なことを……お家の中でしないで戴きたい)


 ──家から、少し距離を取り、お呼びがかかるまで待つこと、数分。


「もう、入ってイイわよ~?」

 

 俺の緊張を余所に、ネルは呑気な声をあげる。恐る恐る俺は、家に近づき……ドアの取っ手に手をかける。


 家に入るとタイトスカートに網タイツ、胸元を大きく開いたドレスシャツに、装いを変えたネルがスタンバイ。


 目は悪くも無いクセに、怜悧な印象を与えるフレームの眼鏡まで掛けて。

  

「どやっ♪」


「……ネル?」


「どやっ♬」


 家の中には俺しかいないと言うのに……わざわざドヤ顔で、色々とポーズを取って見せてくれるネルさん。


(そんなに称賛を浴びたいのか? この欲しがりめ)

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