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妄想の限界

 当然の事と言うか……どこから、どの角度から切ってみても、……まるで、ときめかないコイツの提案に――俺は困惑。


 いや、当然でしょ?。


 ……というか。ロボットの合体シーンの要素を取り込んでって……必要か? それって? 本当に?。


「同調律! 膨張率共に急激に低下!? ちょっ! アンタ! いきなり、なにテンション下がってんのよ?!」


「なんかね? 考えれば考えるほど、ミスマッチ感が……ハンパ無く……思えるの」


「だからでしょ! そう言う普段は、口にしないスパイスを利かせるからこそ、新しい刺激を見つけだせるんでしょーが!」


「……普段通りで良いよぉ。なんか事故る……未来しか見えてこないしさぁ」


「大丈夫よ! チャレンジに事故は付きものよ?『ポキっ』と行ってもアタシが、治してあげるから安心なさいな♫」


(……事故るのが、前提になってるじゃねぇか)。


 こいつが時折、発揮するこの手の――エキセントリック過ぎる感性。


 これを、どう沈静化させたものかと思い悩んでいた所に、救いの女神は現れた。文字通りの意味で。


「……あ、あのぉ、お取込みの最中に……本当に……すみません」


 ベッドから離れた、部屋の片隅に姿を現したのは、修道女をネルに人身御供に譲り渡しやがった――バカ女神。


「あ゛ぁ゛っ?」


 途端に、アレクサンドラを威圧するネル。


 ……まぁ。いつも無条件に当たりが強いのは、兎も角として タイミングを考えれば、その気持ちも分からんでも無い。


「す……すいません、すいません、すいません……」


「あんたね? 少し前から思っていたことだけど……なに? あんたって、人の寝室にズカズカ降臨する女神な訳?」

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