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おっぱいで人生を踏み外したバカな男の話を聞かないか?  作者: ……くくく、えっ?
九章:ネオコグニト

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お召し替え 【Picture】

 喧嘩している空気では無かったが……。興味も湧き彼女たちに近づくと、俺に真っ先に気づいたデシレアが飛びついてくる。


 頭を撫でて2人に目をやると、真新しい武具に身を固めた彼女たちは、少し気恥ずかしそうな表情を浮かべ、身に着けた装備を「どうよ?」と披露。


 もののぐを自慢したいのだろうが……。そのはしゃぎ様は、お出かけ用の新しいお洋服を着せて貰った、幼稚園児のそれ(……締まらんなぁ)


 ウルリーカもスキュデリも共に、胸甲に籠手、脛当てを身に着けているのは同じだったが――ウルリーカの方は腰回りに板金の草摺りを垂らして


スキュデリの方は動きやすさを重視しているのか、胸甲の右側を大きく切り欠き、その代わり籠手や脛当ての外側部の装甲などが

挿絵(By みてみん)

ラジエーターの放熱部を連想させる板バネ状の鋼板が、何枚も隙間を取って重ね合わせられ、強度の向上と衝撃を緩和するための工夫が、装備の相違点として見られた。


 頭部は2人とも視界や、聴覚が制限されるのを嫌うためだろう……兜では無く、時代劇の新選組が額に被るような鉢金の様な防具。


 ダイアデムと呼ぶらしかったが、それを着用。


 防具の色も、2人の好みの違いからなのだろう。それぞれ塗り分けられて――さしずめ「黒のウルリーカ」「白のスキュデリ」といった所なのか?。


 武器は白い方が、目で見る限り腰に短剣を1振りだけ。


 黒い方は長剣と小剣、短剣を1振りずつ。


 そして左手の籠手と一体化した円盾には、左右対称に波打つ小剣が2振り突き出す形で固定され、さらに手の甲部分に鈎爪のように並ぶ湾曲した3本の刃。


 そして大きな鉄鈎が円盾の外側に、鈎の先端を肘部分から手首方向に向かうように2つ備え、更に円盾の四隅に短く鋭い棘が植えられた――禍々しいとしか形容できない武具を身に着けていた。

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