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おっぱいで人生を踏み外したバカな男の話を聞かないか?  作者: ……くくく、えっ?
九章:ネオコグニト

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パパとお前だけの秘密だぞ?

「――? どうした」


「……こういうのは……まだちょっと……私には早いかなぁ……」


「何が――」


《つかぬことを伺いますが……突かぬのですか?》、《おっぱい120センチメートル》、《喪服よさらば ~あんさん堪忍したって! 邪法荒縄緊縛~ 桃色に染まる背徳の柔肌》、《パンストだよ全員集合!! ~110デニールの恋~》、《痴女優 vs. そば打ち職人》


 俺がネルと出会う前に――こっそりダウンロードして、フォルダに紛れ込ませたまま忘れていた、マニアックかつ、色っぽい動画の数々が……。


 分割されたディスプレイ上に、それぞれ表示され、あられもないシーンが一斉に再生され始める。途端に咲き乱れ始める淫靡の花。


「……トキノ」


「うん……」


「お前には……まだ早い。あとこれは……パパと、お前だけの内緒だぞ?」


「……うん。なんだか私が悪いことして……。それをぱぱが、そっと胸に秘めておいてくれるみたいな口振りが……娘としては……少し、複雑な心境だけど……分かった」


「ありがとう……分かって貰えて、パパは嬉しいよ。あと、何か欲しいものは無いかい?」


「口止め料?」


「あぁ、口止め料だとも!!」




 * * *




トキノが要求してきた物は、予想どおりというか、当然というか――分かりきっていたもの。


 ――「情報」――


 トキノは、現世におけるネットと接続しての情報収集を求めてきた。俺はこれを快く、承諾。なにせ口止め料! 是非も無い!


 世界の安寧と、自分の後ろ暗い動画フォルダの秘密を天秤にかけて、俺は迷うこと無く、後者を選択してみせた訳だ。


 あっさりと認めてみせたことにトキノは、驚きの表情。


「良いの? ぱぱは……私を技術的特異点と考えて……ネットワークと接続することを警戒したりしないの? 私が、その気になったら人類滅亡……待った無しかも知れないんだよ?」


 終始目を丸くして、俺の真意を測ろうとしていた――が

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