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おっぱいで人生を踏み外したバカな男の話を聞かないか?  作者: ……くくく、えっ?
九章:ネオコグニト

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なんの取り柄も無い男だしね! 仕方無いね!

 いよいよ、やることが思いつかない。


 これはアレか? 企業戦士として、日夜忙しく働くお父さん方が、休日にはやることも無く家に篭って――ゴロゴロする以外にすることも無くて、家族に非難を受けると言う……流れだったりするのか?


 わりと……それは避けたい。


 ただでさえ女所帯で俺の肩身は、ひっじょ~ぉに狭い。もっと真面目に考えよう……。


 ――クィンヒルデのお手伝いをする。


 ……ダメだ。アイツが魔剣を振り回している時には、そばに近づきたくない。無闇に近づけば大怪我を負う。痛いのは嫌だ……。


 ――日頃のお礼にデシレアに、お菓子でも作って届ける。


 これもダメだ。今、厨房にはネルが居る……。追い出された上で、アイツに作業を肩代わりされて、ぱぱっと手際良く片付けられて――俺が、それをやる意味合いは……まるで見当たらない。


 アンタ! 邪魔だからどいて! ……と言われる的なアレだ。


 というか……デシレアはしばらくの間、仕事があるので家を空けると言っていた。お菓子を作って届けたくても、届けようが無い。


 デシレアの好意で、使わせて貰えることになった彼女の『門』。


 指輪さえ嵌めていれば、これを使うことができるようにはして貰えてはいるが……行ける場所はというと、デシレアの家と、現世の俺のアパート近くの公園に、ネルが勝手にひっそり設けた『門』の2カ所――のみ。


 家主も有栖川さんも居ないのに、彼女の家に行って、なにをするんだ? と言う話になる訳で……消去法で行ける場所は――現世の日本一択。


 考えつくのは……。何かをあちらで調達すると言うことになるけれど、現世でも色々と伝手(つて)を持つ、デシレアの協力も無しに、大きな買い物をすることは避けたい。


 兎角、税のことは良くわからんが……。


 税務署がやって来て――それをあちらに住む家族に知られるとなると……金の出所を追及されて、色々と詰む気がする。

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