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おっぱいで人生を踏み外したバカな男の話を聞かないか?  作者: ……くくく、えっ?
二章:シルウェストリスへ

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椅子を蹴って立つも、帰れない

「……現世に……帰って……若返ってしまった、この身体を病院に診せて……聞いたことも無い、やたら長い横文字の病名をでっちあげて貰って……なんかのバラエティ番組の、不思議コーナーにでも登場したりして……クリーチャーっぽく、ひっそり生きて行くことにします……」


「でも、次にアンタの世界に、帰ることができるのは、しばらく先になるわよ?」


 ネルの言葉に耳を疑う。


「なんだと?」


「『門』を開くために重要な星の位置が、ついさっき変わっちゃったもの」




 * * *




 長閑(のどか)で陽気な日の差す森の中


 俺は暖炉の薪を割る切り株の上で、麦わらの束を棒で叩き続けていた。


 シルウェストリスから、しばらく帰れないことをネルに聞かされた俺は、次の星の位置が整うその日まで、この世界での生活を送らざるを得なくなった。


 ……と言う訳で今。


 とりもなおさず地道にトイレット・ペーパーの代わりである麦藁の束を、棒で叩きに叩いて、少しでも柔らかく加工する作業に没頭していた。


(……どーしよう。なんか……これで拭くのにも慣れて来ちまった……しかも、慣れると意外と悪く無いときたもんだ)


 当初は無理と感じられた、この世界の衛生事情の生活にも、徐々に順応。


 風呂は無かったが、大きなタライに湯を張って身体を洗うことにも違和感は無くなり、ネルに誘われて、足を運ぶようになった、泉での水浴びも──これはこれで良いのかも知れないと、思えるまでになっていた。


 それに なにより、水に濡れたネルは、当社比で1200%増しのエロさで……水浴びに来たことも忘れて、いちゃつき始めることも一度や、二度のことでは無く……


「お? やってるわね。おしり拭き作るのサマになってきたじゃない♪」

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