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おっぱいで人生を踏み外したバカな男の話を聞かないか?  作者: ……くくく、えっ?
八章:神敵の獣

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エロ漫画でよくある展開が目の前で……初めて見た

 俺の言葉を聞いてネルは――面倒臭いと言わんばかりの溜息。


「なぁんでアタシが、人間食べなきゃいけないのよ? 動物たちに聞けば分かるけど(どーやって聞けってんだよ)、それはそれは美味しくないらしくて、不評なのが人間なのよ?」


「……それは美味しければ食べるのも、やぶさかではないと……そう言うことか?」


「あ~もう。その上、食べたら面倒臭いのが人間なのよ? 花さんの話は聞かせたでしょ? どうして好き好んで食べなきゃいけないのよ。バっカバカしい……」


「……じゃあ、なんのためにメルトゥイユを人身御供に要求した」


 おれがそこまで、問い質したところで、この修道女の表情に――かすかな変化が浮かんだように見えた。


「そんなの決まってるじゃないぁ~い♬」ネルは、さも楽しみといった様子で目を細め――「アンタの血を引いた赤ちゃんの顔、沢山見たいなぁっ♪ ってね♡」


 今度は一目で拒絶と分かる――恐怖の表情をメルトゥイユは、浮かべて


「わ……私は、か、神の敵の……子供を身籠(みごも)らされる……と……。そ、そう言うことですか……?」


 メルトゥイユからの問いかけ。その投げかけられた問いに対してネルは――今度は、もの柔らかながら、ウムをいわせず人の心のヒビや隙間に分け入ってくるかのような、強烈な浸透力を伴う妖しい笑みを浮かべ


「そう言う取引だもの……あの女神との」


 修道女を絶望の淵に突き落とす言葉を口にする。


 ネルがこれ以上、ロクでも無いことを吹き始める前に――俺はヴィルマを手招きして、納屋に寝かせている、チーズをひとつ持って来るように耳打ち。


「でも、嫌なら別に良いのよ? アタシも自分のつがい貸してあげるのに……それをイヤイヤとか自尊心に障るもの。強要はしないわ」


「ならばわた『――でも、その場合』」

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