表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
おっぱいで人生を踏み外したバカな男の話を聞かないか?  作者: ……くくく、えっ?
八章:神敵の獣

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

261/1638

この3人相手に、どーせぇと?

「あーアンタ……五月蠅い。クィンヒルデ? あんたたち? その人連れて、部屋に戻りなさい。なんだったら代わる代わるに無理矢理、襲っちゃっても良いから。お姉さまであるアタシが許ぅす♪ 特別よ♡」


「「『なっ?!』」」 


「さっ♪ 五月蠅いのも静かになったわね。どうするの? 女神様♪」


「そ、それは……」


「アタシは別に、どちらでも良いのよぉ?」


 ネルは心底、どうでも良さそうな表情を女神に見せ、


「……ただ、癒しの力をカットされたら……あんたの信者ちゃんたちは、困っちゃうんじゃないかしらねぇ?」


 頬に手を当てて、小首を傾げて見せて――まるで『私は親身になって、考えてあげているのよ?』とでもいった、そぶりで


「明日から……貴女の信者ちゃんたち。転んで膝小僧を擦りむいて涙ぐんでも……知らないわよ?」


 女神を篭絡しにかかっていた。


「……………………」


「ホラホラ? 早くなさいな? どっちにするの?」


「お前ら待て! ネル! お前、マジで洒落にならんことを、言ってるからな?!」

 

 言ってはみたが、それが限界。今や、俺は3人の手練れに囲まれて――それどころでは無い。


「ど……ど、ど、どうしちまうよ……」 


「あ、義姉上(あねうえ)様からは、お許し頂けたのだ……ここは……はぁ~っ♡ ……はぁ~っ♡」


「む……『無理矢理襲っちゃっても良いから』と言うところに……こう……オークの血的に? 繁殖欲かきたてられる……ぐっと来るものがありませんか? 流石の……粋な計らいですよね……3人で一斉にと言うところも……また……ふぅ~っ♡ ……ふぅ~っ♡」


(……いかん。丸腰で、こいつらをどうにかできる気なんて……まるでしない)


 血走る目を俺に向ける3人。囲まれて身動きも取れない。


 俺たちを尻目にネルに言われるままに腹を決めた女神は――一言、ネルに断ってから、修道女メルトゥイユの元に向かい歩を進めた。


「……我が(しもべ)、メルトゥイユ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ