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おっぱいで人生を踏み外したバカな男の話を聞かないか?  作者: ……くくく、えっ?
八章:神敵の獣

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銃とか、怖すぎる

 先日、ネルに腕を引かれて戻った現世で、ひとしきり御相手を努めた後。眠る彼女の傍らで、動画を検索し、銃と言う物を勉強してみたのだ……が――。


 華麗な射撃の腕を見せる名人。


 大口径の銃から轟音と共に噴き出す燃焼ガス。


 堅牢そうな車のエンジンをボコボコにしていく動画などを……まぁ。正直なところ、嬉々として眺めていた。


 ――しかし、ひとつの。


 と、言うか、それなりに大きな潮流に感じられたジャンルの「銃器の事故動画」。これを目にしてしまって以来。

 

 指輪に『結び付けられた』4丁の銃たちが、いつ暴発して牙を剥き、俺を動画の事故に遭った人たちと同じように――手酷い怪我を負わせるのではないのかと……恐ろしくて、恐ろしくて、堪らなくしてしまっていた。


 と言う訳で、恥も見栄もかなぐり捨てて、はっきり言うと。


 銃ね? 格好イイのかも知れないけど、それ以上にコアイ! 触りたくない!


 けれども、デシレアの手前、申し訳無い感情があったのも確かで、その後。


 一応シルウェストリスに戻ってから、恐る恐る……森の中で試しに1発、撃ってはみたのだった……が?


 いや、厳密に言うと少し違う……。


 最初の1発は、動画を観てから吹かれっぱなしの臆病風のお陰から、銃を木に紐で括り付けて、引き金を紐で引く形での発砲実験といった……情けない感じのもの。


 引き金に結んだ紐を引いた瞬間に鳴った発砲音は――そうでもなかった。


 調べてみた限りでは屋内と屋外で、その発砲音についての印象や影響は、まるで異なるものになるそうではあったが……。


 それは、ちょっと大きな音のパーティー・クラッカーといった程度の、拍子抜けするヘボい音。


 気を良くした……と言うよりも、気を大きくした俺は、次に実際に銃を手に握り、引き金を引いてみていた。それは、もう(あなど)りに侮って。


 思えばこれが良くなかった(当たり前か)。


 格好つけた上で、おまけにトリプル・チャージなんてものを込めたりなんかして――片手で撃つんじゃなかった……と、激しく後悔することに。

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