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おっぱいで人生を踏み外したバカな男の話を聞かないか?  作者: ……くくく、えっ?
第五十章:亡羊の嘆

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決着

ふと湧き上がった疑問に、頭を悩ませようとした――そんな時。噴飯ものの暴挙が、目についた。


 先の三弓床弩のオペレーターたちが……槍のような長さの矢に、チーズを括りつける手間を煩わしがり――あろうことか直接 鏃にチーズを突き刺そうとしていた。 


「チーズに……金気は禁物だと言っただろうがァ! ブリーフィングを……聞いて無かったのか! 貴様らァ!!」


 金気どころか、緑青まで吹いた鋳物の(やじり)に突き刺すとは、なんたること?!!。


 いつもであれば――俺が、おっかないオーク相手に声を荒げるなんて、考えられない事ではあるけれど。


 けれども、見て見ぬフリをするには、あまりに許しがたい所業に、火を噴いた俺の剣幕。


 ……オークたちは、訳も分からない様子で縮み上がっていた。


「いいか! 良ぉく聞け! お前ら! このチーズは……俺と、ネルとが――」


 くどくど、くどくどと、俺が口を酸っぱくして……粗末に扱われたチーズさんにたちの無念を思い、語って聞かせてやっていると、


 屋敷の熟成室の一角に眠り続けていた、


 秘蔵のチーズを召しあがられ――ハカバダイダイスズホコリさんは、届けた俺自慢の一品をお気に召して戴けた様子。


 磯辺の固着生物が、糧を得るために用いる蔓脚まんきゃくの様に拡げた擬足を、旗か手でも振るように宙で振り回したあとで、


 目の前に押し寄せさせていた、その巨体を――見る見る内に縮めて、一刻ほどで その姿は見えなくなってしまった。

ラスボスを振って湧かせて、急速にお話を

畳もうとしてやがるな?


と、感じられた方も居られた

……やも知れませんが


さにあらずでして。


わりと有名なお話ではあるのですが、


1841年の8月にあったと言う

ウルグアイ 対 アルゼンチン


の艦隊戦で、砲弾代わりに ウルグアイ側が

チーズをぶっ放して――


しかも それなりに被害を与えてみせた……と

言う お話を下敷きにしています。


当時のお話を調べると、この判断を下すまでの

艦長さんのヤケクソっぷりが、目に浮かぶ様で、


もの凄く好きな お話なんですねコレ。


そんな訳で、この回のお話を成立させるために、

早い段階で主人公くんは、奥さんの


おっぱいを搾り、チーズを造り


んでもって、オークのみんなの御神体が

登場した訳だったりします。


しょーもな……とか、仰らないで?


もし宜しければ お読み下さった御感想等を

戴けましたら、大変有難く存じます。


その他にもブックマークや、このあとがきの

下の方にあります☆でのポイントに代えて、


御評価戴いても それを元に参考にさせて

貰いますので、何卒宜しく


お願い申し上げます。

m(__)m

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