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おっぱいで人生を踏み外したバカな男の話を聞かないか?  作者: ……くくく、えっ?
第五十章:亡羊の嘆

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デカすぎる

「今ね? ゲシュパキアドの音響探査と、デシレアおねーちゃんのガリウム素子を使用した人工衛星 緑龍11号で、調べてみたけど……目の前のアレ。地面の下に大体、2200平方キロメートルに渡って拡がってるみたい? ぱぱに分かり易いように説明すると、沖縄県くらいの面積って言ったら想像しやすい?」


 ――沖縄県。


 ミーバイ! ハイビスカス! ちんすこう! ミミガー! 守礼門! 泡盛! ピーカンの空と青い海! ……と言ったイメージは沸くものの、


 そのサイズの物体となると……全く、イメージもまとまらない。


 話も進まないし――そろそろアスペ・モードを終了。空気を読んで、お口にチャック。


 冬眠から目覚めたばかりなのだと言う、相棒の珍妙なナマモノ。ぴむぴむ君を抱きかかえて やって来たデシレアに目を向けると、なんだか申し訳無さそうな お顔。



「ごめんね……おにーちゃん。私もトーヴェちゃんも……今は、ここに居ないけどオーサちゃんも――アレと意思疎通はできても、多分……おねーちゃんみたいには巧く話を纏められないと思うの


「……人に お願いを聞いて貰うのは、おねーちゃんより得意なんだけど」


(……あ、ハイ。分かります)


 続く話に恐ろしい気な気配を感じ、説明から耳を塞ごうとすると、なんともタイミングの良いことにトキノの声。 


「燃やそうにもトルクメニスタンの、ダルヴァザにある……地獄の門みたいに延々と燃え続けちゃうかも。ハカバダイダイスズホコリさん自体は、天然ガスみたいな可燃性は無くても……『住んでた』地層の隙間には、ひょっとしたら代謝によるメタンか何かが、溜まってるような気もするよね」


 以前に相談し合った、地下世界クレピュスキュルの立地を原因として、実行に移せなかった対応方法をトキノは――今回も使う事はできないだろうと、匂わせる。 

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